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Vol.31 片想い3年目に突入した理系女子です。
片想い3年目に突入した理系女子です。同じ研究室の男性のことをずっと好きでいます。尊敬できる相手ですし、飲み会の席などではムードメーカーで、とても話しやすいです。
私は恥ずかしがりやというか、勇気が無く、彼の前になると急にこわばった表情になってしまい、そっけない態度しかとれません。
趣味も違うので、会話の糸口がつかめません。
このままだと、告白もせずに終わると思います。どうしたらいいのでしょう。
(27歳・女性・研究職)
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しない後悔よりも「する後悔」をしてほしい
このままだと告白せずに終わりそうと思いながら、どうしたらいいだろう? と考えている…ということは、やっぱり「この恋をどうにかしたい」気持ちが心の奥底にあるのだと思います。
私の知人も、学生時代から先輩のことが好きだったそうです。告白できないまま3年ほど経ったころに、飲み会の帰り道に大好きな先輩とどういう経緯か夜の公園に二人きりになったことがありました。そして、そのとき、先輩から、
「オレたち、付き合っちゃおうか」と言われたのです。
ところが知人は、先輩が恋人にふられたばかりだったことを知っていました。だから、(そうか、先輩には自分の気持ちがバレバレだったんだ。うれしいけど、でも、絶対、さみしさから付き合おう的なことを言われている気がする)と思い、
「うーん。先輩のことは好きだけど、付き合ってもうまくいかない気がするし、このまま片想いの状態を楽しみます」
と言ってしまったのでした。知人いわく、
「そのせいで、けっきょく何でも言える異性の友だち……のような関係になってしまい、その後も先輩から恋愛相談をされたりして困った。やっぱり、あのとき、あの波に乗って付き合ってみればよかったー」
といまだに後悔しているようすです。
何が言いたいかというと、しない後悔よりも「する後悔」をしてほしい、と思います。
片想いって楽しいんです。自分の好きなふうに相手のことをあれこれ考えられる上に、キズつくこともありませんからね。だから、私は若いころから片想いが大好きでした。
けれど、今になって思うのは、もしあのとき、勇気を出して自分の気持ちを伝えていたら? どのような出来事が起きていたのだろう……ということです。
つらいにしろ、悲しいにしろ、会社や学校が同じで、ふられて気まずくなるにしろ、たくさんの気持ちを経験できたのではないかな。若いうちに、いろいろやっておけばよかったと、ちょっぴり後悔しています。
そもそも、告白した結果を悪い方向にしか想像しないような性格だからなかなか告白ができないという部分もあります。
けれど、もし、自分が誰かに告白されたら「好き」と思われて悪い気はしないものですし、告白してくれた相手を悪く思ったりはしないですよね。
というふうに、楽天的に考えて、勇気を出して告白してみてはどうでしょう。
と言っても、告白なんてすぐにはできないかもしれないので、まずは、彼と話す機会を増やすところからはじめてみましょうか。
あなたは彼にそっけない態度しか取れないと言いますが、何か話さなくちゃ、かわいく見せなくちゃと思うと誰でもかえって話ができなくなるものです。
彼はムードメーカーで話も上手そうですから、会話の流れは、彼に任せてしまったほうがいいかもしれません。
趣味も違うというのでしたら、あなたが聞き役に回って、彼の趣味の話を一生懸命に聞いてあげればいいのです。そうして、彼と話すことに慣れましょう。
片想いは、やろうと思えば3年どころではなく、5年でも7年でも10年でもできてしまえます。さすがに10年も片想いはできないなぁと思うのでしたら、ぜひ告白を! できれば、1カ月以内にというふうに、時間を区切ってしまうのもいいかもしれません。今、告白してうまくいけば、ゆかたで花火大会、水着でプールや海、楽しい夏が送れますね。
万が一、うまくいかなかったら、30分だけ大声で泣いて、1週間だけ落ち込んでから、気持ちを切り替えるといいと思います。
ゆかたで花火大会……いいなぁ、ぜひ実現できますようお祈りしています。がんばれ!
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