Vol.24 「とりあえず肉体関係」という男性が許せません。


男性と付き合うとき「とりあえず肉体関係」という人が許せません。

もっといろいろ話したり、互いを分かり合う時間が必要だと思うのですが、そんなことを話し合うこと自体恥ずかしいので、それとなく「分かり合う時間をきちんと設けてほしい」というのをやんわりと伝える術があれば教えてください!

ちなみに、今付き合いたいなと思っている男性がいますので、「間違い」がないようなアプローチも一緒に教えてもらえらうれしいです。

(25歳・女性・会社員)


まずは、引き際のいい女になってみて


とりあえず肉体関係……その場はさみしくないし、いいかもしれませんが、後でおイタをしてしまった自分に後悔したり、むなしさをおぼえたりするところがイヤですね。

恋愛の何が楽しいって、肉体関係に至るまでの楽しさ、葛藤、悩み、誤解、理解、仲直り、そういったあれやこれやです。

そこのところをわかってくれない、情緒的な楽しさをわかちあってくれない男子は困ります。好きな人と会っているとき女性は、この人ともっと話をしていたい、この人とわかり合いたいという気持ちでいっぱいです。

そういうあなたの繊細な気持ちとウラハラに、ずっと一緒にいてくれる→イケそうな気がする……と単純にモノゴトを考える男子。

男子のそういった習性、単純な発想には、賢い女子が一歩引いた対応をするしかありません。まずは、引き際のいい女になってみてください。

「あ、明日は朝早いからもう帰らなくちゃ」とか、「昨日はあんまり寝てないから、早く帰るわ」とか、のらりくらりとかわして、引き際をよくしてみる、男性も、「あれ、オレ何かまずかったかな」「追いかけてもスルリと逃げられる。追いかけられるよりも、追いかけるのが好きというのも、昔から変わらぬ男子の習性です。

「彼女のこと、もっとあれこれ考えて、どうにかしなくちゃ」と悩んでもらえるようになると、きっと話をしたり、ただ一緒にいるだけで楽しいといった恋愛を理解してもらえるのではないかと思います(思いたいです)。

とはいえ、最近の男子は、あまり引きすぎると「嫌われてる?」と勘違いして、すぐに身を引いてしまうナイーブさも持ち合わせているので、あまり引きすぎないさじ加減が大切です。ムチばかりふるうのではなく、アメもあげるようにして、使い分けを上手にしましょう。

付き合いたいなと思っている男性へのアプローチですが、最近の男性のナイーブさをふまえて、まずは相手に、

「ああ、彼女はオレに好意を持ってくれているな」という自信を持たせてあげる必要があります。ただし、ここで間違ってはならないのが、

「オレのこと、すごく好きそう」と相手をつけ上がらせてしまうことです。そうすると、男子は「すぐに肉体関係」に走ってしまいます。

『赤毛のアン』などの少女文学では、女性の恋愛相手のことを「崇拝者」と訳しています。現代の男性に、女性を崇拝者と思え! とは言いませんが、少なくとも女性という存在を大切にする、誠意と真心を見せてほしい。

女性を敬う態度を見せられる男性でないと、こちらも相手を尊敬はできないはずです。あなただけでなく、女性のみなさんには、「好きな女性に敬意を抱いている」そんな男性と付き合って、結婚してほしいなと私は思います。

好意や愛情を出し惜しみせず、それでいながら男性から敬われる。そんなふうに凛とした女性になって「とりあえずセックス」というような刹那的な恋愛ではない、葛藤や苦しみの後に、ヨロコビと寛容さが生まれるような、情緒あふれる恋愛を長続きさせてほしいものです。いい人を見極めてください。

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