Vol.18 親が勝手に結婚相談所に行っていました


こんにちは。親が勝手に、結婚相談所に相談に行ってました。びっくりしましたし、ちょっと当惑してます。

自発的に動くのが得意ではないので、婚活自体も僕には関係ないなと思っていましたが、親が動くとは露とも思っていませんでした!

しかし、この歳にもなって親に結婚相手を見つけてもらうって恥ずかしくないですか? 友達になんて説明すればいいのやら。

しかも、僕の趣味はオタクで、ゲームやらアニメやらが生活の中心ですので、そんな男と結婚相談所に来る女性が合うとも思えず。。。

僕は一体どうしたらいいんでしょう。不安でなりません。

(35歳・男性・会社員)



大丈夫、そんなに心配しなくても、親御さんが子ども……息子や娘に内緒で結婚相談所に行くのはよくあることです。

息子が結婚のことをあまり気にもかけず、何年も楽しく生きている間も、親というものは、ずーっとずーっと結婚しないの、この子? と考え続けているものなのです。ですから、あなた的には「ビックリ」でも、親御さんにとっては考えに考え抜いた末の決断だったと思います。

ただ、このことが「サプライズ」だったあなたが、不安な気持ちを抱くのは当然のことです。結婚するのは親御さんではなく、あなたです。

たとえ、あなたをよく知っている親御さんとはいえ、仲介者が入ることで、あなたの意見や希望とは違った情報が結婚相談所に伝わってしまう可能性もあるかもしれません。

それから、今さら親御さんと恋愛や結婚、理想の女性像について話し合うなんて、照れくさい部分もあることでしょう。

友だちに対して恥ずかしいという気持ちも、このままゲームやアニメ好きでいいのか? という心配も理解できます。

ですから、ここはひとつ、男として腹をくくってください。

  1. 結婚相談所に行かなくても、自分で結婚相手をみつけるから心配しないでほしい、と親御さんと話し合って、本当に自分で彼女をみつけてくる。
  2. 結婚相談所に顔を出すのは、今度から自分でするから、今後はこの問題に口出ししないでほしいとやさしく説得してみる。

このどちらかの方法を取ってみてはどうでしょう。

そして、余裕があるのでしたら、親御さんは結婚相手にどういう人をのぞんでいるのかも聞いてあげてください。その上で、自分の思いと一致していない点があるのでしたら、「自分はそういう人でなくてもいいと考えている」とか、 「今の時代、そんなふうに考えても先がどうなるかわからないよ」とか、自分の意見も伝えておきましょう。

息子としてではなく、働き盛りの社会人として、息子ひとりの男としての考えを伝えられるといいと思います。

アニメやゲーム……という問題ですが、私の周囲には、あなたと同年代の女性で、そういう趣味を持っている人がたくさんいます。最近知り合った、IT企業勤務の女性(37才、独身)も話を聞いたら超ゲーマーでしたし、経営コンサルティング会社に勤める友人(38才、独身)は格闘系ゲームの達人で、いつもゲーセンで後ろに人だかりをつくっています。かくいう私も、特撮とマンガとNHK教育の子ども番組が大好きなまま、ここまできました。

最近も『NARUTO』を大人買いしたばかりですし、密かにウルトラマン関係の主題歌やエンディングテーマをすべて歌えちゃったりもします。

われわれの世代から、ゲームやアニメ、マンガを取り上げるのは不可能かもしれません(開き直ってみました)。趣味がかぶっていなくても(好きなジャンルが違っても)、理解をしめしてくれる女性はたくさんいるはずです。

自分の中にどうしても、アニメ、ゲーム好きなことの罪悪感のようなものがあるのでしたら、読書や勉強(語学でも資格でも何でも)でそれを補うのもいいかもしれません。私は子どものころから「マンガを読んだ冊数と同じ量の本を読む」ことで、マンガを読むなという親への言い訳としてきました。

こういったモロモロのことについて悩んでいる段階で、あなたはきっと心の奥底で「いずれは結婚したほうがいいだろうな」と思っていた、そんな自分に気付いたのではないかしら。それに、親御さんの気持ちにこたえたい、という親孝行的な愛もきっとあるはずです。

ですから、ここは後ろ向きな理由ばかりを挙げずに、建設的に「結婚する」計画を練ってみてはどうでしょう。お仕事柄、建設的、かつ計画的に行動するのは得意なのではないかと思います。

まずは、結婚問題に関する主導権を自分の手に取り戻すところから、はじめてみてはどうでしょう。健闘を祈ります!!!

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