Vol.141 女性がとてつもなく怖いのです。
はじめまして。29歳の電気関係の技術職に就いている者です(男です)。相談させていただきたい事があります。
それは自分は女性がとてつもなく怖いという事です。
小・中学校と女子にバカにされたり、舐められたり、気持ち悪がられたりした経験がトラウマになっていると自分なりには分析しているのですが(他には自分の容姿に対するコンプレックス等も混ざって)……。
何年も経った今でも女性という生き物がとてつもない化け物の様な感覚が拭えません。 その為に精神科にも通院している状態です。 こんな状態では結婚はおろか恋愛の舞台にすら立つ事ができないと思わざるをえません。 ……それでも自分なりに考え、葛藤し、やっぱり恋愛、結婚できるようになりたいという想いに気付くに至りました。
他の方の悩みとは比較にならないほどの低次元の悩みかもしれませんが、女性に対する恐怖感の克服についてアドバイスいただけたら幸いです。
結婚という観点からみると大分悩みの趣旨が異なるのかもしれませんが……。
回答いただけたら幸いです。
(30歳・男性・技術職)
まずは「ありがとう」からはじめてみてください。
難しい相談をくださって、ありがとうございます。
自分とは違う人、自分には理解できないタイプの人、知らない人って、怖いですよね。同じ人間同士だとしたら、まず「女」と「男」は違います。
違うから怖いという気持ちは、相談者さんだけでなく、女性も同じだと思うんです。
たとえば、私の場合でいうと、ドアをバタンドタンと開け閉めしたり、ドカドカと足音を立てる男性がとても怖かったです。
そんなふうに、わざわざ大きな音を立てて、何かをアピールしたいのか? 不満があることを態度で表現しているのか? 近くでやられると、私、何かしたっけ? と考えてしまって「怖い~」と思ったものでした。
男の子がふつうに、何も考えずにやっているいつもの行動が、威圧的で乱暴で空気読めなくて、意味わかんない、怖い…と思ってしまうわけですね。
私の場合は、思ってもジーッと黙っていましたけど、時には、
「うざい」「バカ」「キモい」というようなことを言ってしまう女の子もいるようです。 その言葉が、どんなに相手をキズつけるかなんて思っていないのです。ある時期の女の子にとっては、イケメンのスネ毛も、仲良しの同級生の声変わりした声も、カッコいい先生のヒゲの剃り残しも、すべてが「キモい」んです。
すべてを「バカ」「キモい」「うざい」「見んなよ」というような言葉で片付けるのは、あまりにもボギャブラリーが貧困すぎないかと思ってしまいます。
が、それを言葉で表現しなさい、と言われても、自分たちの感情がいかに理不尽なものかは承知しているから「意味わかんない、バーカ」で済ませてしまうのだと思います。
自分と違うのは意味がわからない、やっぱり怖い、ですよね。
小・中学校時代に相談者さんをキズつけた女の子はきっと、相談者さんだけでなく、思うまま、誰にでもそういった言葉を投げていたかもしれません。
相談者さんが、そんな苦しみを抱えながらも、やはり恋愛、結婚をしてみたい…と考えたのは、世の中にはやさしい女性もいるということに気づいているからだと思います。
一部の女性のために、やさしい女性達のことも見過ごしてしまうのは、本当に惜しいですよね。
女性は怖いという気持ちはなかなかぬぐえないかもしれませんが、まずは自分の心の中で、
「舐められた」
「バカにされた」
と思ったときに、
「ああいう言い方しかできないなんて、ボギャブラリー不足だな」
「わざわざ他人をキズつける言葉を言うなんて、言ってる自分も楽しくはないだろうに」 と考えるようにしてみてはどうでしょう。そうすることで、少しずつ心に余裕ができてくるのではないかなと思います。
あとは、女の子にきちんとアイサツをしてみる。ありがとう、ごめんを言うようにする。 些細なことですが、こういったことの積み重ねで、女の子のほうからも、「おはよう」「お疲れ様です」と声をかけられるようになると→自分に自信がもてるようになるのではないかと思います。
慣れが大事だと思いますので、まずはファストフードのレジの女の子や、コンビニの店員さんなど、女性のいるお店に行って「ありがとう」と目を見て(できたら)言ってみるところからはじめてみてほしいです。
時にはへこたれそうになることもあるかもしれませんが、少しずつでいいので、ゆっくり焦らずに歩いてみてください。応援しています。
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