ADHD当事者で2児の母でもあるモンズースーさんが、ADHDの方の生活などを架空のOL・水谷真帆を通じて描く4コマ漫画連載「私もADHD! 」。今回は「相手への視線」に関するお話です。
目を合わせるのが苦手なのです
目を合わせるのが苦手という方は多くいらっしゃいますが、ADHDや他の発達障がいの方からも同様の悩みをよく聞きます。目を合わせない理由は人によっていろいろあると思いますが、私の場合は無理に目を合わせると酔ったような気分になり、少し不快に感じます。
でも、話をするときに相手の目を見て話さないと、「この人ちゃんと聞いているのだろうか? 」と悪い印象を抱かせてしまうケースもありますよね。逆に「見つめすぎ」もあまりいい印象を与えないと思います。
このように、ほとんどの方は意識せず自然にやっていると思われる「ちょうどいい視線」が苦手で、意識しないとできないときがあります。でも意識しすぎると、今度はそこに集中するあまり、他のことがおろそかになり失敗してしまうということも……。
そのため、私は相手のおでこや鼻を見るなどして、目ではなく「目の近く」を見て話すようにしています。
※本作品は筆者の体験談を元に描いています。ただ、同じADHDでもその特性は人により異なりますので、すべてのADHDの方に作品で紹介した特性が当てはまるわけではありません。また、同じ特性の方全員がADHDというわけでもありません
筆者プロフィール: モンズースー
ADHD当事者で発達障害グレーゾーンの兄弟の母。子どもたちとの日常などをコミックエッセイで描いたブログ「生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした」を随時更新中。2016年5月にコミックエッセイ「生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした」をKADOKAWAより上梓。