“ひとり芸”ナンバーワン決定戦『R-1ぐらんぷり2019』の決勝戦が、カンテレ・フジテレビ系で、いよいよ3月10日(19:00~21:00)に生放送。本番までカウントダウン形式で、ファイナリスト10人へ決勝進出決定直後に行ったリレーインタビューを、当日のネタ順に紹介していく。
8人目は、初の決勝進出となる、だーりんず 松本りんす。ハリウッドザコシショウ、アキラ100%という裸芸の歴代王者を輩出したSMAの所属だが、事務所の仲間たちからネタのアドバイスを「山ほどもらいました」という――。
■大阪の客は温かかった
――決勝進出者発表で名前を呼ばれたときの気持ちはいかがでしたか?
いやもう、あ然としましたね。ガッツポーズするとかしなきゃいけなかったんでしょうけど、「うわっ」と思いました。「マジで呼ばれた」と。
――今回の準決勝は大阪での開催でした。
僕、今まで大阪でネタをやったことが一度もないんです。これが初めて。昔の僕のイメージは、大阪の人は知らない芸人さんじゃ笑ってくれないってイメージが強かったんですが、出てみたら全然そんなことなくて、温かかったです。ただ親戚がみんなで来てたのでね。バスで来たんちゃうかってくらいたくさん(笑)。よう笑ってくれてましたよ。
――準決勝で披露したネタを作った経緯を教えてください。
一番お世話になってる先輩のハリウッドザコシショウさん(2016年『R-1』優勝)とよく飲ませていただくんですけど、「唯一無二のことをやれ」って言われて。唯一無二のことってなったら、自分にはもうこれしかないだろと。自分にしかできないこと、周りの芸人にやれないことって考えていったら自然とすぐたどり着きました。1人で作ったんですが、『R-1ぐらんぷり』に応募してから作ったので、付け焼き刃感があったんですよ。それで同じ事務所(SMA)の芸人たちからアドバイスを山ほどもらいました。事務所の芸人たちに感謝ですね。
■キングオブコント』より爪痕残したい
――今年の『R-1』には、どのような経緯で出場することになったんですか?
だーりんずとしてトークライブをやってるんですけど、相方から「今年『R-1』出たら?」って言われて。「じゃあ久しぶりに出てみますか」ってノリで。すごく協力してくれて、だーりんずの活動を少なめにしたり、応援してくれてますね。ほんとに僕はコンビの片割れ芸人なので、1人はもう不安で不安で。『R-1』に出てるピン芸人さんはすごいなと、あらためて思いました。1人で戦ってるというか、相方にムカつけるだけでも幸せやったんやなと。
――同じ事務所の歴代のチャンピオンからアドバイスをもらいますか?
はい、さっそくザコシショウさんからLINEをいただきました。アキラ100%もそうですし、同じ事務所のチャンピオン2人からエールもらって、『キングオブコント』よりは爪痕残したいなと。それが来年にもつながると思います。
――ネタを通して同じ境遇の人に伝えたいことはありますか?
宴会をこの芸で盛り上げて人気者になれる人が増えたら、“やった甲斐があったな”と思いますね。