“ひとり芸”ナンバーワン決定戦『R-1ぐらんぷり2019』の決勝戦が、カンテレ・フジテレビ系で、いよいよ3月10日(19:00~21:00)に生放送。本番までカウントダウン形式で、ファイナリスト10人へ決勝進出決定直後に行ったリレーインタビューを、当日のネタ順に紹介していく。
4人目は、セルライトスパ 大須賀。初の決勝進出を決めたネタは、育児を手伝って思いついたのだという――。
■小声っておもしろいな
――決勝進出者発表で名前を呼ばれたときの気持ちは、いかがでしたか?
「来てもうた」って感じですね。準決勝自体8年ぶりだったんですが、トントンと2回戦、3回戦勝って「あれあれ、今年ちょっと調子いいなあ」と思ってたんですが、実際に名前を呼ばれて、「うわあ、一気に決勝まで来てもうた」って感覚が強いです。自分でも驚いてます。『M-1グランプリ』も『キングオブコント』も、どちらも安定の準決勝なんですけど、この状態はあまりよくないなと思っていたんですが、まさか『R-1ぐらんぷり』で決勝いけるとは思わなかったですね。
――相方の肥後裕之さんとは『R-1』についてどのような話をされましたか?
相方も出場してたんですけど2回戦で落ちちゃったので、「決勝いけるいける」って言ってくれてましたね。僕も相方も子どもが生まれたばかりで、相方にいたってはまだ生まれて2週間くらいなので、2人ともめっちゃお金が必要で、仕事もいっぱいしないといけない時期なのでここでがんばらないと。
――準決勝で披露したネタを作った経緯を教えてください。
育児を手伝っているので、子どもが寝てるときは奥さんと小声でしょうもないことをしゃべったり、笑うのを我慢したりしてたんですが、小声っておもしろいなと気づいて、そこからネタを作りました。ただこのネタをやるにあたって、マイクを通すにしてもちゃんと後ろまでひそひそ声が聞こえるんかなって心配もあって。『R-1』の予選で一か八かでやったらいい感じでしたね。これは発見でした。やっぱり笑っちゃいけない環境って笑ってしまうんやなって。ほんまに娘のおかげです。優勝して娘に恩返しをしないといけないです。
■負けても印象には残りたい
――決勝までの作戦はいかがっですか?
ネタの中身を考えていきますね。ボケが伝わるかどうか周りの芸人に聞いたり、準決勝で初めて言ったボケも2つくらいあるんです。ただ、テレビだとまたどれが伝わるのか伝わらないのかちょっと分からないですね。とにかく決勝はガリッと爪痕を残す以外ないです。負けても印象には残りたいですね。僕はあまり緊張しない質なので、いつも通りにいければ。特に、今回のネタは焦ったら終わり。落ち着いてやるしかないですね。
――決勝後、2019年はどういう年にしたいですか?
とりあえず「セルライトスパ」という名前を知ってもらうことができると思うので、その勢いで『M-1グランプリ』『キングオブコント』の追い風になればなと。今年は全部ファイナル行きたいと思ってます。