“ひとり芸”ナンバーワン決定戦『R-1ぐらんぷり2019』の決勝戦が、カンテレ・フジテレビ系で、いよいよ3月10日(19:00~21:00)に生放送。本番までカウントダウン形式で、ファイナリスト10人へ決勝進出決定直後に行ったリレーインタビューを、当日のネタ順に紹介していく。
2人目は、クロスバー直撃 前野悠介。小道具を生かしたネタで勝負をかけるが、決勝ではそのこだわりをさらに発揮させるという――。
■「夢かな」とベタに思いました
――決勝進出者発表で名前を呼ばれたときの気持ちは、いかがでしたか?
決勝に行くということが現実味がなさすぎたので、「夢かな」とベタに思いました。ネタの手応えはあったんですけど、ほかにも決勝に行きそうな人はたくさんいて、自分は10組には入ってないかなと。名前を呼ばれたあとは、「やったー!」ってガッツポーズして、前の席の背もたれに小指をガンッとぶつけて、「あ、夢じゃない」って思ったので、一石二鳥のガッツポーズでした。
――準決勝で披露したネタを作った経緯を伺いたいのですが…。
自分の持ってる小道具を次々出せる設定はなんやろと思ったとき考えつきました。でもそれだけだと後半飽きると思ったので、去年披露したメルカリのネタを入れたらいい具合のスパイスになるかなと。メルカリは、去年出品していた小道具を全然落札してもらえなかったので、今年は値段を下げたんです。今まで売れたのが2個で、それぞれ150円で売れたんですが、原価100円、送料100円負担でそれぞれ50円赤字です。
――相方の渡邊孝平さんにはもう報告しましたか?
去年、僕の準決勝進出が決まったとき、「俺も新しいことに挑戦をしないといけない」と夜の街に繰り出してロシア人女性を口説いてたらしいんです。もう速報で知ってると思いますので、今回は世界18カ国くらいの女性を口説いているんじゃないかなと。
■ピン芸人さんを尊敬し直す大会
――決勝までの作戦を教えてください。
よりよい小道具を量産していこうと思います。今のテレビって4Kとかで映りがいいですよね。道具のちょっとした粗みたいなものも映っちゃうと思うので、今ある小道具は全部作り直します。「テレビの小道具さんが作ったんかな」って思わせるくらいのクオリティで。
――では、決勝戦への意気込みをお願いします。
仲のいいセルライトスパ大須賀、チョコレートプラネット松尾と同じブロックで戦うので、そこまでプレッシャーはなかったりします。ただ、こういう大きな大会の決勝が初めてなんです。『R-1ぐらんぷり』は出るたびに、「すごいな」「こんなプレッシャー抱えてやってのか」って毎回ピン芸人さんを尊敬し直す大会なんですけど、それを初の決勝で1人でってなったら、決勝当日はこんな余裕すらないと思いますが、あまり考えないようにがんばります。