結婚式での印象的な一場面であるブーケ・トスは、1つのウエディングブーケを獲得した未婚女性が次に結婚できると言われるものであるが、新郎新婦の気持ちとしてはゲスト全員に"幸せのおすそ分け"をしたいものだろう。イデアコミュニケーションによるウエディング専用の無料オンラインアルバムサイト「Juno」のうち、前回は「ウエディングアルバム」のサービスを紹介したが、今回はもう1つのサービス「メッセージアルバム」を使った、新郎新婦もゲストもみんなが幸せになる"三段"活用法をマイコミジャーナル編集部目線でお伝えする。

ウエディング専用の無料オンラインアルバムサイト「Juno」の「メッセージアルバム」サービス

今回、具体的に紹介する「メッセージアルバム」も、「ウエディングアルバム」と同様に基本的にはオンライン上にアルバムを作成し、パソコンからはもちろん携帯電話からもURLとキーワードを知っている者同士だけで閲覧・投稿できるもの。違いは活用目的で、新郎新婦へのお祝いメッセージを友人たちが自分の顔写真付きで投稿することができる仕様になっている。

新郎新婦へのお祝いのメッセージを、贈り主の顔写真を添えて投稿すれば、一層気持ちが伝わるはず

友人たちで新郎新婦へメッセージの贈り物をしたいとなると、ビデオレターは編集などの手間が大変だろうし、寄せ書きは誰まで書き終えているかなどの確認に冷や冷やすることもあるはず。新郎新婦のためとはいえ、取りまとめる友人代表は慌しい思いをすることだろう。「メッセージアルバム」ならば、友人たちへアルバムのURL とキーワード、メッセージの投稿の締切日を伝えておくだけで、あとはメッセージが集まるのを待つだけ。リアルタイムでメッセージの投稿状況も把握できるので、催促をする場合も一目瞭然だろう。思い立ったらすぐに取り掛かることができ、なにかと忙しい中で便利なサービスだ。

そして、オンラインアルバムという簡易な形で新郎新婦にメッセージを伝えることができるし、それはスライドショーでも表現できるのだ。さらにJunoのスライドショーは、「Cooliris」のブラウザプラグインに対応しており、それをダウンロードすることで、操作性や画質などがより良くなるとのこと。実際に試してみると、画像に迫力がプラスされて、見る側にとってはメッセージの感動が何割増しにもなるだろうと実感した。

「Cooliris」のブラウザプラグインに対応しているので、操作性や画質などが向上

【第一段】即席の結婚情報サービス!? プロフィール公開で出会いを呼び寄せよう

今回+αとしてお勧めしたいのは、せっかく人が集まる場所には出会いが付き物なのだから、結婚式での出会いのプロデュース。ただし、結婚式で独身の男性と女性同士をくっつけようというのは、ありがた迷惑な場合もあるらしい……。そのため今回、「メッセージアルバム」で作り出したい「出会い」は、男女交際につながるものだけでなく、共通の趣味、仕事など様々な面での交流だ。

まず、友人代表は「メッセージアルバム」への投稿を友人たちに依頼する際、新郎新婦へのお祝いメッセージはもちろん、「ゲスト同士も交流しましょう」と呼び掛けて、「趣味」、「出身都道府県」、「職業」、「最近、面白かった出来事」などの自己紹介の回答もお願いしよう。未婚か既婚かや、年齢も知りたいところだが、嫌がる人もいると思うので上手く判断してほしい。何よりも友人の友人は気が合う確率も多いかもしれないのだから、共通点が見つかりやすい項目を考える工夫をしよう。新郎新婦も事情を知れば、メッセージ以外のことがあっても歓迎だろう。

結婚式当日には、「メッセージアルバム」を閲覧して気になった人へ、直接自分から話し掛けにいくだけ。事前にその人の情報が少しでも分かっていれば、話題にも困らないはずなので、積極的に!

【第二段】二次会の司会者はすべらない!

また、事前にメッセージと一緒にそれぞれのゲストから「新郎(新婦)との出会いのきっかけ」、「新郎(新婦)とのエピソード」、「新郎(新婦)に質問したいこと」、「私だけが知っている新郎(新婦)の秘密」など新郎新婦にまつわるネタも「メッセージアルバム」へ集めておこう。二次会の司会者はその中から面白いものなどをピックアップして披露すれば、盛り上がる確立は高いはず。いきなりその場で話を振られるよりは、ゲストも話しやすいだろう。

【最終段】結婚式後は新郎新婦がメッセージにアンサー

結婚式が終わったら、改めて新郎新婦は「メッセージアルバム」に寄せられたメッセージ一つ一つを見ることだろう。その際には是非、新郎新婦にはそれらのメッセージに返事を書き加えてもらいたい。これはオンライン上ならではの利点で、ゲストからのメッセージのみの一方通行で終わらず、「メッセージアルバム」という1つの場所で、新郎新婦からも気持ちを返すことができる。双方のメッセージがこもった"両思い"のメッセージアルバムを作ってみてはいかが?

(つづく)