子どもたちの大好きなスーパーのお菓子コーナーで、面白いものを見つけてしまいました!「知育菓子(R)」というシリーズのお菓子なのですが、自分でお菓子を作って、楽しく美味しく学べるという優れものなのです。

今回ご紹介するのは、お菓子コーナーで娘が絶対に買うと言って聞かなかったお菓子「知育菓子 つかめる実験!ふしぎ玉(クラシエフーズ)」。どうやら、今年7月にリニューアル発売されたばかりの商品だそうで、ネットでも話題になっていました! 商品名にも「実験」と書かれていますので、筆者の子どもたちも実験してみることにしました。

  • 「知育菓子 つかめる実験!ふしぎ玉」

    つかめる実験! ふしぎ玉(クラシエフーズ)

■「ふしぎ玉」を作って楽しく実験!

袋の中には大スプーン、小スプーン、ジュースのもと、玉のもと(あお、あか、きいろ、しろ)、トレーが入っています。

あとは、お水を準備するだけです。カルシウム濃度の高いミネラルウォーター(硬水)だと、実験が上手くいかないこともあるようなので、硬水は避けて準備するようにしてください!

  • 準備するものは水だけ

作り方はというと、筆者の子どもたちだけでも作れるほど簡単でした! まずはトレーを切り離します。

  • トレーをハサミで切り離す

次に、全てのトレーに水を注いでいきます。

トレーに水を入れるラインが記されているので、そこまで水を入れていきます。

  • 水を注ぐ

大きなトレーに「ジュースのもと」を入れて、大スプーンで混ぜていきます。

  • 「ジュースのもと」を入れて

  • スプーンで混ぜる

そして、小さなトレーに「玉のもと」を入れるのですが、このフェーズでも子どもたちが楽しく学べる仕掛けがありました!

用意されている粉の色は、あお・あか・きいろ・しろ、この4色なのですが、「玉のもと」を2袋ずつ混ぜて、自分たちで色を作れるようになっていました。

  • 4色の「玉のもと」

例えば、「みどり」と「きいろ」を混ぜて「みどり色(マスカットソーダ)」の玉を作ったり、「あか」と「きいろ」を混ぜて「オレンジ色(ダブルぶどう)」の玉を作ったりすることができます。

筆者の子どもたちは、「あか」と「あお」を混ぜて「むらさき色(ぶどう)」と「きいろ」と「しろ」を混ぜて「きいろ色(マスカット)」を作ることにしました。

  • 「玉のもと」を混ぜて色を作っていく

ここまで作ったら、あとは「ふしぎ玉」を作っていくだけです。

大スプーンに「ジュース」を入れて、スプーン置き場にセットします。そこに「玉のもと」を注ぎます。

  • スプーンに入れたジュースの中に「玉のもと」を注ぐ

そうしたら、スプーンをジュースの入ったトレーの中に入れて、「玉のもと」を沈めていきます。

  • そっと入れていく

少しツンツンとしていると、どんどん感触が変わってきます。「ママ、なんかぷるぷるになってきたよ!」と子どもたちが言うので、取り出してみることに。

トレーにギザギザの部分がついているので、スプーンのジュースを出して「ふしぎ玉」だけを取り出します。

  • ふしぎ玉を取り出す

すると、ぷるぷるの「ふしぎ玉」が完成していたのです!子どもたちも「すごい~~~~~!」と大喜び。

  • 思わずツンツンしたらぷるぷるの感触に

  • 手で持てるくらいぷるぷるに!

これを食べることができるというのも、また楽しいポイントですよね!

筆者も食べてみましたが、食感を一言で表現すると「プチッ。じゅわ~!」という感じでした。なんとも不思議な食感で、中からジュースがジュワッと出てくるので美味しかったです。

美味しかったので、子どもたちも次々に作って食べていました!

  • 2色の「ふしぎ玉」を作りました!

■意外な「ある成分」が実験の鍵になっている!

では、なぜジュースがつかめるようになって「ふしぎ玉」を作ることができたのでしょうか。

お菓子のパッケージにあるQRコードを読み込むと解説が書かれていました。

「玉のもと」と「ジュース」が化学反応しているということです。「玉のもと」にはアルギン酸ナトリウムが入っていて、「ジュース」にはカルシウムが溶けているんだとか。

アルギン酸ナトリウムは、昆布やワカメなどの海藻に含まれている天然の食物繊維で、昆布を触った時のぬるぬるした触感を作り出している成分の一つとのこと。

アルギン酸の粉末を水に溶かすと同じようなとろとろになりますが、カルシウムとくっつくことで、ぷるぷるのゼリー状になるというのです。これは、「アルギン酸ナトリウム」が「アルギン酸カルシウム」になる化学反応なんだとか。

ですから、「ジュース」と触れた表面だけがゼリー状になって「ふしぎ玉」ができたというわけです。長い時間「ふしぎ玉」を「ジュース」の中に入れておくと、ゼリーがどんどん分厚くなっていくので、お好みの食感を試してみるのも面白いかもしれません!