突然ですがまず皆さんへ質問を一つ。好きな飲み物がコップに半分ほど入っているとします。それを見てあなたが思うことはどっち?
- あーもう半分しか残っていない。
- あーまだ半分もある。
この単純な心理テストのような質問で、もしあなたのこれから先の寿命が長いか短いかが分かってしまうとしたら皆さんはどう思われます? 今回はそんなお話。
「Happiness Helps When it Comes to the Heart」という記事によると、1995年にカナダで1,700人以上の健康な成人を対象にその人たちの「幸せ度(happiness level)」を計り、10年後にその人たちの「心臓に関わる病気発症率」を調べたところ、何らかの心臓に関わる病気をを発症した人は145人。で驚くべきは、10年前の調査のとき幸せ度が高いと見なされた人ほど発症率が低かったことなんだとか。
つまりあなたが「幸せ」と感じるか否かは、あなたの心臓にとっては、喫煙や暴飲暴食、睡眠不足や荒れた生活などと同じぐらい重要なファクターだということのようで、コロンビア大学の Dr. Karina 曰くは「If you aren't naturally a happy person, just try acting like one.」「もしあなたが明るく陽気な性格の人でないなら、そのような性格の人を演じるようにしなさい」とまでアドバイスしています。
人の「幸せ度」というものは年齢や環境、取り巻く事情によっても大きく左右されますが、これらの要素を考慮に入れても、「幸せな人」は「不幸せな人」より、心臓病の発生率は22%も低いというんです。
そして「Study: Happiness Good for the Heart」という記事では、あなたの心臓病の発症を減らし、長寿を得るには以下の6つのことを心得るようにと書かれています。
- Express gratitude on a regular basis.(常に感謝を表すように)
- Practice being optimistic.(楽観主義を心がけるように)
- Engage in frequent acts of kindness.(親切な行為を怠らないように)
- Visualize one's best self.(自分のベストの状態を心に描くように)
- Savor joyful events.(楽しいイベントや行事に触れ参加するように)
- Practice forgiveness.(許す心を持つように)
いかがですか、こんな風に言われると現代の慌ただしく世知が無い世の中で、日々あたふたし、ストレス一杯の生活を送っている私たちは自分たちの心臓に想像以上の負担をしいているのかもしれません。
そこでみなさんこれを期に、少しだけ心に余裕を持ち、もう少しだけ明るく振い、人にも優しくを心がけてみませんか。社会もハッピー、みんなもハッピー。そして何よりもみなさんの心臓がハッピーに。でその上、皆さんの寿命も延びるならこんなめでたいことはないのでは。
「でも四六時中は無理」だと言われるなら、「devoting at least 15 to 20 minutes a day to doing something enjoyable and relaxing」「最低でも毎日15分から20分楽しいことやリラックスごとが出来れば」と記事にもあるように、毎日ほんの少しから始めてみるのはいかがでしょう。
ということで、さぁ皆さん、Happy mind, Happy heart, and Happy Life!!!!
全文のURLは、「Happiness Helps When it Comes to the Heart - CBS News」と、「Study: Happiness Good for the Heart」まで。
興味がある方は是非チェックしてみてください。
ではまた次回。