肥薩おれんじ鉄道は、運転士不足の影響により、2月1日から一部列車を当面運休とすることを発表した。運転士の退職が重なり、運転士の定数確保が困難な状況となったことを受けてのもので、運転士の健康維持や安全運行を考慮した結果、現行の運行ダイヤ維持を断念したという。
運休となる列車は平日5本・土休日2本。平日は出水駅5時7分発・川内駅6時11分着(隈之城駅6時16分着)、八代駅6時42分発・西出水駅8時9分着、米ノ津駅7時43分発・野田郷駅8時1分の下り3本、出水駅5時11分発・八代駅6時32分着、隈之城駅6時23分発・米ノ津駅7時35分着の上り2本を運休とする。運休する列車のうち3本はもともと土休日運休のため、土休日に運休する列車は2本となる。
今回の運休に伴う代行バスの運行は予定していないが、後続列車が30分以内に運行されるため、それらを利用するよう同社は案内している。米ノ津駅を7時43分に発車する野田郷行の列車については、運休により列車間隔が長くなるが、並行する南国交通の路線バス(米ノ津駅7時23分発・野田駅前7時58分着。土休日運休)を利用できるとしている。
運休に関する情報は、駅および列車内での掲示、駅構内の自動放送、公式サイト、SNSで案内するほか、沿線自治体と学校に対しても連絡を行い、周知を図る。