ZTEジャパンは1月14日、縦折り型の折りたたみスマホの新製品「nubia Flip 2」を発表した。日本では、折りたたみスマホに対して「価格が高い」「壊れやすそう」という懸念を持ち、購入をためらう人が多いことを踏まえ、端末を低価格に抑えるとともに、落としても壊れないほどの頑丈さを備えた。折りたたんだ状態で利用するサブディスプレイは、スマホのメイン画面に近い比率の長方形とし、よく使うアプリがサブディスプレイでもそのまま使えるようにした。「みんなと同じではつまらない」と考える若年層から、簡単に使えるスマホを求めるシニア層まで、幅広い層に売り込む。
ワイモバイル専売で取り扱う。端末価格は85,680円で、MNPや新規契約の場合は実質19,680円で入手できる(新トクするサポート(A)利用時)。販売開始は1月23日。当面、SIMフリー版(オープンマーケット版)は販売しない。
nubiaブランドで日本市場に本格参入するにあたり、主力モデルとして投入する縦折り型の折りたたみスマホ。サブディスプレイは約3インチの大型タイプで、長方形の形状とすることで、普段使っているアプリがスマホを折りたたんだ状態でも使えるよう工夫した。メインのディスプレイは6.9インチ。
ZTEジャパンの担当者によると、日本の消費者は折りたたみスマホに対して魅力を感じるものの、「価格が高い」「壊れやすそう」という点から購入をためらうケースが多いことが判明。その懸念を払拭するため、本体の耐久性を高めた。
まずはメインディスプレイで、折り目の部分をよりフラットに仕上げつつ、画面を従来の2倍近くキズ付きにくい仕様とした。ヒンジは30万回の開閉にも耐える設計とし、10年は問題なく使えるようにした。本体は内部の設計を見直し、落下時の耐衝撃性能を従来の3倍にまで高めた。
AIを利用した機能も充実させた。リアルタイムAI翻訳機能は、スマホを90度開いた状態にして自分と向こうの人で画面越しの翻訳ができるほか、電話の通話の翻訳にも対応。カメラ機能では、写り込んだ人の顔にスタンプを重ねてマスクする機能などを備えた。
Suicaなどが利用できるおサイフケータイに対応する。バッテリーは4300mAhで、急速充電にも対応する。カラーはブラック、ホワイト、ブルーの3色。
本体サイズは約76×170×7.5mm(開いた状態)/約76×87×15.8mm(閉じた状態)、重さは約191g。
2万円台の低価格スマホ&タブレットも投入
ストレートタイプの低価格スマホ「nubia S 5G」も投入する。ワイモバイル専売で、端末価格は21,996円。他社からのりかえ・新規契約の場合は一括1円で購入できる。
低価格タブレット「nubia Pad SE」は、11インチパネルを搭載するタブレット。7510mAhの大容量バッテリーを搭載しながら、厚みを7.65mmに抑えた。一般の量販店で取り扱い、希望小売価格は29,800円。