JR西日本は14日、ベビーカーを利用するこども連れの乗客に向けた子育て応援スペースを大阪環状線など走行する323系を対象に2月から順次新設すると発表した。

  • 「こどもおでかけ応援スペース ミライ」のイメージ (提供 : JR西日本)

JR西日本グループは、こども連れの乗客がより安心・快適にさまざまなサービスを利用できる環境づくりをサポートし、一貫した情報発信を行うことで、未来を担う子育て世代を応援する。その一環で、大阪・関西万博を契機に「こどもおでかけ応援スペース ミライ」と名づけた車内空間(ベビーカースペースラッピング)を323系の5号車に新設。全22編成を対象に順次設置し、大阪環状線・JRゆめ咲線(桜島線)に加え、新大阪~桜島間(直通臨時列車)でも走行予定となっている。

コンセプトは「親子で鉄道でのおでかけを楽しむことが出来る わくわくする空間」。ベビーカースペースを中心に、JR西日本各地の列車と沿線の観光名所をドアや壁などにデザインする。

JR西日本は子育て世代を応援すべく、大阪駅のうめきた地下口改札内にベビーケアルーム「mamaro」を2台設置(2025年2月から2026年1月までを予定)するほか、大阪・関西万博へ出かけるこども連れ利用者に向けた情報に関して、「JR西日本のこどもおでかけ応援ポータル『ミライ』」を軸に一元化して発信(3月末に公開予定)するとしている。