JR東日本水戸支社は、2025年3月15日のダイヤ改正で、朝および夕夜間に運転される一部の普通列車で運転区間を変更すると発表した。高萩方面の列車を中心に変更があり、朝の下り列車については土浦方面から高萩方面の所要時間が短縮され、利便性が向上するという。

  • 水戸支社管内の常磐線で、朝および夕夜間に一部列車の運転区間を変更

朝の時間帯に運転される下り普通列車のうち、我孫子駅6時26分発・高萩駅8時51分着の列車は運転区間を短縮し、ダイヤ改正後は我孫子駅6時26分発・勝田駅7時50分着で運転。この列車に続いて運転される上野駅6時4分発・水戸駅8時0分着の列車は運転区間を延長し、ダイヤ改正後は上野駅6時4分発・高萩駅8時51分着で運転する。

現在、我孫子発高萩行の列車は勝田駅で13分間停車(同駅7時53分着・8時6分発)しているが、ダイヤ改正で高萩行の列車を変更することで、勝田駅での待ち時間を解消。これにより、土浦駅などから普通列車で高萩方面へ行く場合の時刻が繰下げとなり、土浦~日立間は現行の91分から76分(15分短縮)、土浦~高萩間は現行の111分から97分(14分短縮)に短縮される。

同じく朝の時間帯、常磐線・水戸線で運転される上り普通列車のうち、勝田駅6時30分発・小山駅8時22分着の列車と、この列車の後に運転される高萩駅6時3分発・品川駅9時31分着の列車について、ダイヤ改正で運転区間を変更。現行の高萩発品川行を小山行(高萩駅6時3分発・水戸駅6時53分発・小山駅8時22分着)、現行の勝田発小山行を品川行(勝田駅6時33分発・水戸駅7時5分発・品川駅9時31分着)とし、水戸駅などで高萩方面から品川方面へ乗り換えられるようにする。

夕夜間に運転される下り普通列車のうち、上野駅17時54分発・高萩駅20時58分着の列車はダイヤ改正で運転区間を分割。上野駅17時54分発・水戸駅19時59分発・勝田駅20時4分着の列車と、水戸駅20時15分発・高萩駅21時0分着の列車を設定し、水戸駅で同一ホーム乗換え可能とする。