JR東日本新潟支社は、2025年3月15日のダイヤ改正で、午後の時間帯に新津発酒田行で運転される羽越本線の下り普通列車について、途中駅の停車時間を解消することで所要時間を大幅に短縮し、利便性向上を図ると発表した。
対象となる列車は現在、新津駅15時11分発・酒田駅19時30分着で運転され、所要時間は4時間19分。途中の村上駅で16時26分着・17時24分発となっており、1時間近く停車して内野発村上行の下り普通列車(村上駅17時6分着)と接続を取った後、村上駅を発車している。一方、この列車が村上駅へ到着する6分前に、村上駅16時20分発・酒田駅18時26分着の下り普通列車が運転されている。
ダイヤ改正で新津発酒田行の下り普通列車を見直し、新津駅15時17分発・酒田駅18時39分着に変更。所要時間を3時間22分とする。途中駅での停車時間を解消することにより、現在は4時間を超えている新津~酒田間の所要時間が1時間近く短縮されることになる。
今回のダイヤ改正で、新発田駅での羽越本線と白新線の接続も一部改善。朝の時間帯、新発田駅へ8時18分に到着する羽越本線の上り普通列車(鼠ケ関発新津行)と、同じく8時18分に発車する白新線の上り普通列車(新発田発新潟行)は接続していなかったが、白新線上り普通列車の新発田駅発車時刻を3分繰り下げ、同駅8時21分発とすることで、羽越本線上り普通列車から乗換え可能とする。
日中時間帯、新発田駅へ14時47分に到着する羽越本線の下り普通列車(新津発新発田行)を同駅14時33分着、14時26分に発車する白新線・羽越本線の下り普通列車(新潟発村上行)を同駅14時36分発に変更。両列車が接続し、新津方面から村上方面へスムーズに乗り継げるようにする。