日本テレビ系バラエティ特番『欽ちゃん&香取慎吾の第100回全日本仮装大賞』が、きょう13日(19:00~)に放送される。
前回、3年ぶりに復活開催された同番組。今回の収録では、司会の萩本欽一&香取慎吾が登場すると、会場中が温かい拍手が送られた。
冒頭で香取は「欽ちゃんも慎吾ちゃんも巳年(へびどし)です!」と共に年男であることを明かし、「欽ちゃん、いよいよ100回目ですよ!」と振る。すると萩本は「新・仮装大賞の1回目! そんな気分で始まりたい!」と高らかに宣言し、会場を沸かせた。
今回は応募総数3,580組の中から予選を勝ち抜いた、1~75歳の多彩な精鋭34組が作品を披露(うち初出場は14組)。初参加のアメリカ人家族は、7人で「娘の肖像画」を披露し、その見事さで会場を驚かせる。
第97回大会優勝、前回準優勝の有國京子さんは、バレエチーム31人の「白雪姫」で、その半端ない練習の成果を披露。
9大会連続15回目の出場となる坂松真一郎さんは、体力ネタと、マネできないスケールの工作で、他の出場者を圧倒。
33回目の出場で実に8回の優勝を誇る強者・梶原比出樹さんは「白黒映画」で今回も優勝を狙う。
そして最多出場53回目の名物おじさん・三井勝彦さんは「顔でGO!」で見事合格なるか …。
10人の審査員のコメントは、以下の通り。
■市村正親
100回という記念の仮装大賞に、審査員として参加できたことは本当に幸せでした。とっても感動しました。仮装大賞には宝がいっぱい詰まっています。あなたの宝をどうぞ見つけてください。
■川口春奈
本当に皆さんのアイデアとチームワークとユーモアさと、すごく感動するところがあり、笑えるところもあって、記念すべき100回大会にふさわしい仮装を見させていただけて、すごく楽しかったです。
■いとうあさこ
9歳のあさこちゃんから見てきたこの番組に、54歳のあさこちゃんがいるのが本当に震えるほどうれしい気持ちでいっぱいでした。
■ウエンツ瑛士
ずっと見させてもらっていましたが今回初めてだったので、本当に夢のような舞台に選んでいただけて楽しかったです! 難しいことにチャレンジしてるっていうのが、やっぱり仮装大賞だなと思いました。
■滝沢カレン
欽さんが「もう100回目だけど、新しい1回目!」っておっしゃったんですね。その通りで今年も盛りだくさんでした!
■松丸亮吾
小学生の時から仮装大賞が大好きで、今回100回目でかなりハードルを上げて審査したんですけど、やっぱりすごいですね。今大会が今までで一番レベル高いんじゃないかなって思いました。
■松本薫
小さい頃から仮装大賞をずっと見ていて大好きなので、すごく楽しかったです。感動しました!
■溝端淳平
記念すべき回に呼んでいただきとても光栄です。小さい頃から見ていたので、本当に夢見心地な経験をさせていただきました。とても胸が熱くなり、心がすごく浄化されたような時間でした。
■やす子
100回おめでとうございます!どこからあんな大人が現れたんだ!というすごい作品もあるので、楽しみにしていただけたらなと思います。はい。
■若林正恭
やっぱり仮装大賞にしかないライブ感というのがあって、視聴者の皆さんのつながりとかが表現の中に入っているのをライブで味わえて、すごく幸せな時間でしたね。
なお今回は、第100回大会を記念し、過去のレジェンド作品が復活する「特別企画」も放送。46年間4,137作品(参加者のべ18,371人)の中から、「仮装大賞出場者が選ぶ名作BEST30」を発表する。
第1回大会は、細かいルールも確立していない中、手探りでの開催。当時の会場・新宿コマ劇場に集まった作品の多くは、衣装を中心とした仮装だったが、この大会で優勝した「蒸気機関車」は、衣装を着るだけでなく人間の体を使ったものだった。
タバコの煙を蒸気機関車のけむりに仮装し、全身に黒の衣装をまとい、機関車の動力となって動いてくるという、素晴らしいアイデアが評価された。
この作品が『仮装大賞』のベースとなり、衣装だけを変えて見せる仮装から、“人がどうやって物や動物などに仮装することができるのか”というアイデア重視の仮装へとシフトし、現在に至っている。
【編集部MEMO】
萩本欽一はマイナビニュースの取材に「今回は番組史上初めて、初参加の方が半分来た、それで応募者数がこんなに多いんです(3,580組)。すごい人になると、“初めて仮装大賞を見た”という人が来ています。そこから絞り込まれているわけだから、中身が濃いんじゃないかな。でも、(常連出場者の)梶原(比出樹)さんには、なかなかかなわないよ。我々の中の仮装を覆していった男だからね。それにぶち当たったらどうなるか。新しい層が出ているので、期待ができると思います」と話している。
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