元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏が昨年12月29日、YouTubeチャンネル『名球会チャンネル』で公開された動画「【 ドジャース 大谷翔平 二刀流 復活なるか!?】MLB挑戦! 佐々木朗希 菅野智之 小笠原慎之介 青柳晃洋を徹底考察 <日本 プロ野球 名球会>」に登場。メジャー挑戦する小笠原慎之介について語った。
小笠原慎之介と今永昇太との違い
小笠原について、谷繁氏は「慎之介は正直、苦労はすると思います、(メジャーに)行っても」と本音をこぼし、その理由を「相手が嫌がるボールっていうのが、正直ないよなって」と説明。
山本昌氏が「ナックルカーブっていう特徴のあるカーブを持ってるんですけど、チェンジアップがね、あまり曲がらないよね」とうなずくと、谷繁氏は「そうなんですよ。もうちょっとブレーキがあったり、ちょっと落差があったりしていけば、今永のような感じにはなるとは思うんですけど。真っ直ぐはそこそこね、スピンが多いし」と、シカゴ・カブスの今永昇太との違いを説明した。
すると、岩瀬仁紀氏は「ただこれ、小笠原が行くことで基準ができると思うんですよ」とコメント。「今までは日本のトップのピッチャーが大体行ってるじゃないですか。小笠原が行ったことで、小笠原が活躍するようだと、余計メジャーに行く選手が増えてくるんじゃないかなって」と予想していた。
【編集部MEMO】
東海大学付属相模高等学校から2015年にドラフト1位で指名され、中日ドラゴンズに入団した小笠原慎之介。2022年には22試合に先発登板して防御率2.76、10勝8敗、142奪三振(127投球回)をあげるなど、安定した成績を残して中心選手として活躍するが、2024年シーズンは調子を落とし、24試合に先発登板して防御率3.12、5勝11敗、82奪三振(144.1投球回)という数字だった。