レノボ・ジャパンは1月世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2025」にて、「Lenovo Yoga」シリーズのノートPCやタブレット新製品を発表した。
AI機能に注力しており、一部を除きほぼ全ての製品がCopilot+ PCとなるほか、CES 2025で発表されたLenovo YogaとLenovo IdeaPadの全製品がオンデバイスAIアシスタント「Lenovo AI Now」に対応する予定だ。
Lenovo AI Nowでは高度なマルチコア処理(CPU、GPU、NPU)とMetaのLlama 3 LLM(Large Language Model)を活用し、ファイルやドキュメント、画像の検索や要約の生成などをオンデバイスで行える。ここではCES 2025で発表された主要なYogaシリーズの特徴を紹介したい。
Lenovo Yoga Slim 9i Gen 10
Webカメラをディスプレイ下へ内蔵したカメラアンダーディスプレイ型の14型ノートPC。スマートフォンではよく見られる構造だがノートPC製品では世界初をうたう。カメラが隠れることで“ほぼ画面だけ”となる画面占有率98%を実現した。画面は有機ELディスプレイ(最大2,880×1,800ドット)。日本でも2025年1月下旬に発売予定。価格は後日公開(米国価格は1,849ドルから)。
Lenovo Yoga Book 9i Gen 10
2つのタッチ対応有機ELディスプレイを備えた14インチのノートPC。画面は100% DCI-P3をサポートし、120Hz(VRR)リフレッシュレートで駆動する。デュアルスクリーンにより1つの画面で情報を見ながら、もう1つの画面でメモを取ったりスケッチしたりといった使い方が可能。Bluetoothキーボードや専用ペンも付属する。日本でも2025年春以降の発売を予定しており、価格は後日公開(米国価格は1,999ドルから)。
Lenovo Yoga 9i 2-in-1 Aura Edition Gen 10
マルチタッチの有機ELディスプレイを備えた14型ノートPC。解像度は最大2.8K(2,880×1,800ドット)で、最上位構成時でIntel Core Ultra 7 258Vプロセッサ、32GBメモリ、1TBストレージを選択できる。Aura Editionシリーズとして、AndroidやiOSデバイスとの間で写真を素早く転送できる「Smart Share」や、使用状況を5タイプに分類しパフォーマンスと電力使用を最適化する「Smart Modes」といった独自機能を搭載する。日本でも2025年1月下旬の発売を予定しており、価格は後日公開(米国価格は1,599ドルから)。
Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 10
最大でIntel Core Ultra 7 258Vプロセッサを選択できる14インチノートPC。画面解像度は最大2.8K(2,880×1,800ドット)で120Hz駆動、100% sRGBや99% Adobe RGBなどをサポートしている。重さが約1.25kgと軽めの仕上がりも特徴。日本でも2025年2月下旬の発売を予定しており、価格は後日公開(米国価格は1,099ドルから)。
Lenovo Yoga 7i 2-in-1 (16”)/Lenovo Yoga 7i 2-in-1 (14”)
Yoga 7i 2-in-1 Gen 10は16型、Yoga 7i 2-in-1 Gen 10は14型で、いずれも画面が360度回転するタイプのコンバーチブルPC。サイズ以外の基本仕様は2機種ともほぼ共通となり、最上位構成で2.8K(2,880×1,800ドット)・120Hz駆動のOLEDディスプレイに、Intel Core Ultra 7 258Vプロセッサを搭載可能。日本でも2025年2月上旬の発売を予定しており、価格は後日公開(米国価格は16型が899ドルから、14型が949ドルから)。
Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen 10
IdeaPad Pro 5i Gen 10は最大でIntel Core Ultra 9 HプロセッサやNVIDIA GeForce RTX グラフィックスを選択できるパワフルな16型ノートPC。画面は最大2.8Kの120Hz駆動となる有機ELディスプレイで、Thunderbolt 4ポートも搭載する。本機の日本発売は未定。米国価格は1,499ドルから。
Lenovo Yoga Tab Plus/Lenovo Idea Tab Pro/Lenovo Tab
Lenovo Yoga Tab Plusは2023年10月に発表されたプレミアム・スマートフォン向けSoC「Snapdragon 8 Gen 3」を採用し、「レノボ初のオンデバイスAIタブレット」をうたう12.7型タブレット。Snapdragon 8 Gen 3は20 TOPSのNPUを内蔵しており、本機もLenovo AI NowによるAIアシスタント機能を使用できる。OSはAndroid 15。2025年1月8日からレノボオンラインストアで販売しており、価格は126,280円。
Lenovo Idea Tab ProはMediaTekのDimensity 8300プロセッサを搭載した12.7型タブレット。ディスプレイとして100% DCI-P3色域をカバーする12.7型3K解像度の液晶を搭載する。OSはAndroid 14。2025年1月8日からレノボオンラインストアで販売しており、価格は76,780円。
Lenovo TabはMediaTek Helio G85プロセッサを搭載した10.1型WUXGA液晶タブレット。さまざまな用途に向く汎用性の高いタブレットで、メモリは4GB、ストレージは64GBと控えめな基本構成になっている。カラーはルナグレー。2025年1月8日からレノボオンラインストアで販売しており、同サイトでの販売価格は24,200円(1月12日時点)。