しなの鉄道は、2025年3月15日に実施予定のダイヤ改正に合わせ、新型車両を2編成(計4両)導入し、旧型車両からの置換えを進めると発表した。この置換えにより、全列車の約80%が新型車両で運行されることになる。

  • しなの鉄道がダイヤ改正に合わせ、新型車両(SR1系)を2編成導入する

新型車両の導入にともない、一部列車で編成両数の変更(減車)を実施する。通勤・通学時間帯において、長野駅7時45分発の妙高高原行、戸倉駅6時24分発の長野行、長野駅6時59分発の小諸行、小諸駅8時13分発の長野行、軽井沢駅17時3分発の長野行、長野駅18時46分発の妙高高原行、計6本を3両編成から2両編成へ減車する。

軽井沢駅17時3分発の長野行と、長野駅18時46分発の妙高高原行は、列車2本を1本にまとめ、軽井沢発妙高高原行として運転。長野駅8時14分発の豊野行は、現行の6両編成から2両編成へ減車する。あわせて北しなの線としなの鉄道線の直通運転を行う列車をこれまでより下り4本・上り2本増やし、改正後は下り5本・上り3本とする。

その他、今回のダイヤ改正で列車本数の増発と車両数の増車、一部列車の時刻見直しも行う。具体的には、長野行の一部普通列車を豊野駅まで延長運転(平日のみ)するほか、土休日に運休している列車の毎日運転への変更などが盛り込まれている。主要駅での新幹線との接続改善も行われ、上田駅や長野駅での乗換え時間が短縮される。ダイヤ改正後の詳細な時刻表は2月下旬に公表(予定)される。