JR九州は、2025年3月15日のダイヤ改正で、唐津線と筑肥線が接続する唐津駅において、各方面別に「のりば」を統一すると発表した。あわせて唐津~西唐津間でダイヤの見直しも実施する。

  • 筑肥線・唐津線の筑前前原~西唐津間で普通列車に使用される103系(国鉄色)

唐津駅はもともと唐津線の駅として開業。国鉄時代の1983年、筑肥線の新線(虹ノ松原~唐津間)が開業した際、2面4線の高架駅として生まれ変わった。現在は福岡空港・筑前前原方面から筑肥線(電化区間)の快速・普通列車をはじめ、佐賀方面から唐津線の普通列車、伊万里方面から筑肥線(非電化区間)の普通列車が唐津駅・西唐津駅発着で運転される。非電化の唐津線・筑肥線から、直流電化された筑肥線への乗換駅でもある。

2025年3月のダイヤ改正に合わせ、唐津駅で各方面別に「のりば」を統一する。2面ある島式ホームの1面(3・4番のりば)を筑肥線(電化区間)の福岡空港・筑前前原方面、もう1面(1・2番のりば)を筑肥線(非電化区間)の伊万里方面と唐津線の列車が使用。1番のりばは筑肥線(非電化区間)の伊万里方面で統一し、1日あたり9本の列車が唐津駅を発車する。2番のりばは唐津線の佐賀方面で統一し、1日あたり18本の列車が発車。3・4番のりばからは、筑肥線(電化区間)の列車が1日あたり43本発車する。なお、唐津線の西唐津方面は各のりばから発車するとのこと。

  • 唐津線や筑肥線(非電化区間)の普通列車に使用されるキハ125形

ダイヤ改正に合わせ、唐津~西唐津間でダイヤの見直しも行う。唐津線において、同一列車で平日に唐津駅発着、土休日に西唐津駅発着となる列車があり、ダイヤ改正を機に始終着駅を統一する。その他、運転本数や運転間隔の調整等も行われる。