JR九州は、2025年3月15日のダイヤ改正で、北九州エリアの鹿児島本線において日中時間帯の一部列車で運転区間を延長し、門司港~小倉間の運転本数を上下計6本(上り2本・下り4本)増やして利便性向上を図ると発表した。

  • 日中時間帯の一部列車がダイヤ改正で運転区間を延長。門司港駅発着の列車を増やす

福岡・北九州エリアを走る鹿児島本線の快速・普通列車は、かつて門司港駅発着が多かった。その後、利用状況に合わせた列車の見直しが行われたことにより、日中時間帯を中心に門司港駅発着の列車は減便。現在、平日11~13時台に門司港駅を発車する下り列車は毎時2本となっており、時間帯によっては次の列車まで40分程度待つ必要がある。

土休日も11時台に門司港駅を発車する下り列車は2本のみ。12時台以降、土休日のみ門司港~小倉間で延長運転を行う列車があるため、下り列車の本数は毎時3本以上となっている。

2025年3月のダイヤ改正で、日中時間帯の一部列車で延長運転を行うことにより、門司港~小倉間の列車を増発。下りは土休日に延長運転を実施している12~14時台の3本に加え、11時台も1本の運転区間を延長。11~14時台の毎時48分に門司港駅を発車する区間快速4本(鳥栖行または久留米行)を設定した。これにより、11時台以降の下り列車は毎時3本以上となる。

  • 門司港駅の駅舎

上りは2本を門司港行に変更して運転区間を延長し、小倉駅11時56分発・13時0分発で運転。11時台および13時台の運転本数が毎時3本に増え、12時台も含めて運転間隔が短縮される。