小池百合子東京都知事が途中で諦めてしまった“夢”とは?「移動距離が一気に伸びちゃって“これはもうあかん”と…」
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。1月6日(月)の放送は新春特別インタビュー! れなちが東京都庁を訪問し、小池百合子東京都知事にお話を伺った模様をお届けしました。ここでは、小池都知事が語った“20代のうちにやっておくべきこと”について紹介します。

(左から)パーソナリティの山崎怜奈、小池百合子都知事

◆東京をより新しくしていきたい

れなち:ご無沙汰しております。以前、江戸の文化を繋いでいくというプロジェクトでお会いしまして……。

小池都知事:あの委員をやっていただいているのね、ありがとうございます。世界の人は“江戸と東京”がなかなか結びつかないんですけれども、これから江戸=東京、江戸あっての東京ということを深めていきたいと思っています。

れなち:私は今27歳なのですが、小池都知事が“20代のうちにやっておいたほうがいいと思うこと”は何かおありでしょうか?

小池都知事:振り返ってみて、20代でまず留学しておりましたし、そのときに思い描いていた夢が「一生ですべての国を自分で回ってやろう!」と。それで計画を立てて、できるだけ20代のうちに体力的に負荷のかかるアフリカやアラブとかに行き、30代はこの地域、40代はこの地域に行くと決めていたんですけどね。

その途中で生(放送)番組を持つようになって、生ですから、そうそう抜けることができない。さらに、東西冷戦が終わり、ソビエト連邦が崩壊して国の数が一気に増えたんですね。移動距離が一気に伸びちゃって“これはもうあかん”と思って諦めたんですけどね。

れなち:(すべての国を回ろうと)思われたきっかけはありましたか?

小池都知事:やっぱり、世界は回ってみないと、実際に自分の足で行ってみないとわからないことがいっぱいあります。

れなち:(当時の経験が)今に活きていることは何かありますか?

小池都知事:それはたくさんあります。例えば、ソ連邦崩壊後にチェコとか東欧諸国に行きましたが、文化が素晴らしいと今も観光(業)で成り立っていたりしますから、文化はなかなか消えないなと思いましたね。

れなち:なるほど。

小池都知事:だからこそ、江戸の文化を活かして“温故創新”とでも言うんでしょうか。先人たちから学んで、東京をより新しくしていきたいなと思っています。

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<番組概要>

番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。

放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55

パーソナリティ:山崎怜奈

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/