映画『劇映画 孤独のグルメ』の初日舞台挨拶が10日、都内で行われ、松重豊(監督・脚本・主演)、内田有紀、磯村勇斗、村田雄浩、ユ・ジェミョン、オダギリジョーが登場した。
オダギリジョーと内田有紀は初共演
進行を務めた竹崎由佳アナウンサー(テレビ東京)から「実は、内田さん演じる志穂とオダギリさん演じる店主が元夫婦という設定がありました。直接の共演はなかったとのことなのですが、夕景で夫について語るシーンは切ない表情が印象的でした。撮影を振り返っていかがでしたか?」と質問され、内田は「画面いっぱいの夕日で、ご覧になった皆さんも見ていて、同じ場所にいるような気持ちになったと思うのですが、その夕日を見ながら、彼(店主)を思って、お芝居できた。贅沢なことに、その後ろに五郎さんがいて、優しく包み込んでくれたので、自然と志穂さんになれて、幸せな気持ちでいっぱいでした」と感慨深げに振り返った。
また、松重が「内田さんとオダギリくんは共演歴がなかった。それが奇跡だなって」と言及すると、オダギリは「初めてお会いしたのが、2、3週間前(の完成披露試写会)」と告白。続けて、オダギリは「(内田さんは)同い年で、学生の頃から拝見していた方ですし、有紀さんのことが大好きな友だちもいたので、この間も嫉妬されたところです」と明かし、笑いを誘った。
映画『劇映画 孤独のグルメ』ストーリー
井之頭五郎は、かつての恋人・小雪の娘、千秋からとある依頼の連絡があり、飛行機の機内で腹を減らしながらフランス・パリへ向かう。パリに到着し、空腹をいつものように満たし、千秋と共に依頼者の祖父の元へ向かう。そこで、千秋の祖父である一郎から、「子供の頃に飲んだスープがもう一度飲みたい。食材を集めて探して欲しい。」とお願いされる。わずかな地名をヒントに、五郎も行って食材を探してみることにしたのだが……。フランス、韓国、長崎、東京。究極のスープを求めて、五郎は世界へ漕ぎだす。しかし、スープ探しのはずが、行く先々で様々な人や事件に遭遇。次第に大きな何かに巻き込まれていく。