京阪電気鉄道は10日、京阪線(京阪本線、鴨東線、中之島線、交野線、宇治線)のダイヤ変更を2025年3月22日に実施すると発表した。昼間時間帯における各列車種別の運転パターンを現行の15分間隔から約12分間隔に変更し、利便性向上を図るとしている。

  • 京阪線のダイヤ変更で、昼間時間帯(10~14時台)の快速急行が取りやめに

同社は2021年9月のダイヤ変更で、コロナ禍に伴う利用状況に応じた運転本数の見直し等を行い、昼間時間帯における各列車種別の運転パターンを1時間あたり上下各4本(ダイヤ変更前は上下各6本)に変更。あわせて「プレミアムカー」連結の快速急行を1時間あたり上下各2本設定した。

2025年3月のダイヤ変更で、利便性向上とともにわかりやすいダイヤにするため、10~14時台の運転パターンを変更。各列車種別を現行の15分間隔から約12分間隔の運転とする。出町柳~淀屋橋間において、優等列車の運転パターンは現行の特急4本・快速急行2本・準急4本から、特急5本・快速急行0本・準急5本に。特急と準急を1本ずつ増やす一方、昼間時間帯の快速急行は取りやめとする。

同じく10~14時台、各駅に停車する普通の運転パターンも変更され、現行の1時間あたり中之島~枚方市間2本・中之島~萱島間2本から、中之島~萱島間のみ1時間あたり5本の運転に。なお、淀屋橋・中之島~萱島間で昼間および夜間の時間帯に運転する普通に関して、利用状況に鑑み、ダイヤ変更後は4両編成を主体とした運転にするとのこと。

  • 昼間時間帯、各列車種別の運転パターンが約12分間隔に

交野線の枚方市~私市間、宇治線の中書島~宇治間についても、普通の運転パターンを現行の1時間あたり4本から1時間あたり5本に増やし、約12分間隔の運転とする。