元プロ野球選手で野球解説者の宮本慎也氏が昨年12月26日、YouTubeチャンネル『解体慎書【宮本慎也公式YouTubeチャンネル】』で公開された動画「【超仮説】大谷翔平は●●なら80発打てる!? 走塁から打撃論まで球界最新トレンドを総まとめ」に出演。ヤクルト・村上宗隆がメジャーリーグでも活躍するための条件を述べた。
村上宗隆がメジャーでも活躍できる可能性はどれくらい?
2022年は141試合で打率.318、56本塁打、134打点で令和初となる三冠王に輝いた村上。2024年は143試合で打率.244、33本塁打、86打点という成績を残し、本塁打、打点の二冠王に。25歳を迎える来オフのメジャー移籍も確実視されている。
そんな村上について、スタッフに「村上選手がメジャーで活躍できる可能性はどれぐらい?」と尋ねられた宮本氏は「村上は打ち方だと思います」とコメント。
「上からという意識が強いので。前から言っているように、彼のアウトはゴロが多い」と村上の現状を説明したうえで、「あれがフライばっかりでアウトになりだすと、たぶんスイングが変わってきてると思う」「インパクトの時は、自分の手よりバットは下になる、ヘッドは下になる。自分の肩とバットが平行になってくる(のが理想)。これを実現しようとすると、左手が上に入ってくると、ならないわけですね」「右手のほうが上になってこないといけないね」と、スイングの改善ポイントを指摘した。
続けて、宮本氏は「で、これがもしわかったら、そりゃ打ちますよ」「それが本当にわかって、今すぐ身についたとしたら、彼は60本打つと思いますよ。神宮でやってたら」と予想しつつ、メジャーでの30本塁打についても「僕は打ってると思います。それがわかれば」と力強く語った。
しかし、スイングの改善については「僕の言うことは聞かない」「だって1年ちょっとで僕のホームラン数、19年分の抜いてますからね」と、自身のアドバイスは聞いてもらえないだろうと苦笑していた。
【編集部MEMO】
東京ヤクルトスワローズ所属の村上宗隆。令和初かつ史上最年少の三冠王(22歳)、通算100本塁打・シーズン100打点のNPB史上最年少記録(21歳7カ月)、セ・リーグMVP受賞最年少記録(21歳)、シーズン40本塁打の最年少記録(22歳6カ月)、シーズン50本塁打の最年少記録(22歳7カ月)、通算200本塁打のNPB史上最年少記録(24歳3カ月)など数々の最年少記録を保持している。