JR西日本と三重県、亀山市、伊賀市でつくる「関西本線活性化利用促進三重県会議」は、沿線地域外からの観光需要の取込みについて検証を行うことを目的に、名古屋~伊賀上野間を乗換えなしで結ぶ実証列車を運行すると発表した。
実証列車は2月16・22日の2日間、両日とも1往復運転される。下りは名古屋駅を8時51分に発車し、関駅へ10時9分、伊賀上野駅へ10時45分に到着。上りは伊賀上野駅を15時34分に出発し、関駅へ16時18分、名古屋駅へ17時44分に到着を予定している。名古屋駅、関駅、伊賀上野駅以外でドア開閉は行わない。使用する車両はJR東海所属のキハ75形2両編成。団体臨時列車として運行されるため、事前申込みが必要となる。
この実証列車に合わせ、日本旅行による旅行商品「全車指定席 名古屋発専用臨時列車で行く 関西本線の旅」を発売。フリープラン(名古屋~伊賀上野間7,900円、名古屋~関間7,600円。定員40名)、ガイド付きの関宿歴史観光プラン(8,400円。定員20名)、伊賀牛グルメ満喫プラン(1万9,800円。定員20名)、伊賀鉄道車庫見学プラン(1万3,800円。定員20名)の4つのプランを設定した。各プランとも1,000円分のクーポンが付属し、観光施設や店舗で利用できる。日本旅行のウェブサイトで販売され、第1次申込みは抽選制で、1月10日13時から16日17時まで受け付け、1月17日に当選発表を行う。第2次申込みは先着順で、1月22日15時から2月3日17時まで受け付ける。
なお、今回の実証列車の運行に合わせ、沿線自治体による停車駅でのおもてなしや試飲食体験などの取組みも予定しているとのこと。