人によって態度を変えることは、ときに周囲から信頼を失う要因となり得ます。同僚や上司、後輩など、相手によって露骨に態度を変えている人の末路は、なかなか悲惨なのだとか……。
今回は、人によって態度を変える人の末路を紹介します。
人によって態度を変える人の特徴とは?
人によって態度を変える人は、職場や人間関係においてしばしば問題を引き起こす傾向がある模様。ここでは、人によって態度を変える人の特徴を紹介します。
目上の人との関係性を最優先
目上の人に気に入られることを最優先にする、損得勘定で動く人は、職場で上司に対しては敬意を示すのに、同僚や部下に対しては無関心な態度を取ることが多いです。このような態度の変化は、周りから見れば不誠実に映りますよね。
自分が中心でないと気が済まない
自己顕示欲が強く、常に自分が中心にいないと気が済まない人も、相手によって露骨に態度を変える傾向があります。
自分をおだててくれたり自分が求めているリアクションをしてくれたりする相手にはフレンドリーに接しますが、自分よりも目立っている人や自分よりも周りに慕われている人に対しては、勝手にライバル意識を抱き素っ気ない態度をとることも。
好き嫌いがはっきりしている
好き嫌いがはっきりしている人も、相手によって態度を大きく変える模様。好きな人には友好的で協力的ですが、嫌いな人に対しては露骨に避けるか、無関心な態度を取ることもあるようです。
身内と他人の線引きがはっきりしている
自分にとって大切にするべき人、いわゆる「身内の人間」と、自分とは関係がないと考えている「他人」の線引きがはっきりしている人も、相手が身内の人間かそうでないかで態度を大きく変える傾向です。
自分にとって大切な人とそうではない人で態度を変えるのは誰でも当てはまることですが、あまりにも露骨に態度を豹変させると周りは見ていて不快になるのは当然です。
人によって態度を変える人の末路とは?
相手によって態度を変えるというのは、人間なら誰だって無意識にやっていること。でも、相手によってあまりにも露骨に態度を変えていると、やはり周りに悪い印象を与えてしまいます。
ここでは、人によって露骨に態度を変える人がどのような末路をたどるのかチェックしていきましょう。
著しく信頼を失う
人によって大きく態度を変えることで、周りからの信頼を失うのは当然だといえるでしょう。特に職場において、自分より目上の人には無駄にヨイショし、自分よりも下の立場の人には高圧的に接するというように、相手の役職によって態度を豹変させていれば、徐々に人は離れていきます。
周囲の人との信頼関係は仕事をしていく上で最も重要であり、一度失われた信頼を取り戻すのは難しいものです。
チャンスを逃す
周りからの信頼を失った結果、貴重なチャンスを逃してしまうことも少なくありません。例えば、職場で上の役職のポジションが空いて昇格のチャンスが訪れたとき、たとえ上司からは好かれていてそのポジションに推薦してくれたとしても、同僚や後輩からあなたが昇格することについて反対の声が多く上がれば、昇格はなかったことになる可能性が高いですよね。
損得勘定だけで態度を変えていると、後々自分の首を絞めることに。
人間関係が悪化し、孤立する
人によって態度を大きく変えていると人間関係が悪化し、最終的に孤立してしまうこともあります。人によって態度を露骨に変える人とは、誰だって距離を置きたくなるもの。
成長できなくなる
人によって態度を変える習慣は、その人の成長を阻む大きな要因にもなります。周りの人が離れていくので、「人から学ぶ」ということをできる機会が少なくなってしまうからです。
後悔しながら過ごす
最終的に人によって態度を変える人は、自分の行動を後悔しながら日々を過ごすことになるかもしれません。信頼関係を壊してしまったことや、逃してしまったチャンス、自ら招いた孤独な状況に対処するなかで、自責の念に駆られることが多くなります。
後悔しないためにも、日ごろから人と接するときは誠実な態度を心がけることが大切です。
人によって態度を変える人の対処法
なかには、「職場に人によって態度を豹変させる人がいて、ストレスを感じる」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
ここでは、人によって態度を変える人への対処法を紹介します。
気にしない
人によって態度を変える人に悩んでいるということは、恐らくあなたはその人に冷たい態度を取られているのでしょう。人から嫌な態度を取られれば、ストレスを感じてしまうのは仕方ありません。
でも、人によって態度を大きく変えるその相手は、あなたに対してだけではなく、別の人にも同じように冷たい態度を取っているはずです。そして、裏では嫌われていることがほとんど。
「人によって態度を変えないと自分の心を満たせないなんて、可哀そうだな」「そのうち孤立してしまうんだろうな」と思えば、冷たい態度を取られたところで「どうでもいいか」と気にならなくなりませんか?
毅然とした態度で臨む
人によって態度を変える人を相手にしなくてはならないときは、毅然とした態度で接しましょう。下手に出たり、無駄に相手をおだてたりする必要はありません。相手をヨイショするような態度をとると、「高圧的に接すれば、相手は言うことを聞くんだ」と味をしめて、今後も同じように接してくるようになってしまいます。
敵意を見せると関係をさらに悪くしてしまうので、敵意は見せずにあくまでも「毅然とした態度」で接するようにしましょう。毅然とした態度で接し続けていれば、そのうちあなたに対して丁寧に接してくるようになるかもしれません。
距離を置く
人によって態度を変える人のせいでストレスを感じているのであれば、無理して関わる必要はありません。距離を置くのも賢い方法の一つです。自分に原因がないのに嫌な態度を取られるのであれば、無理に関係を続けようとしなくてOK。
上司や先輩、人事に相談してみるのもいいでしょう。
人によって態度を変える人のせいでストレスを感じるなら距離を置いてOK
人によって露骨に態度を変えるような人は、そのうち周りからの信頼を失っていきます。ストレスを感じるなら距離を取って、自分のことを大切にしてくださいね。