米NVIDIAは1月6日(現地時間)、展開中のクラウドゲーミングサービス「GeForce Now」において、Steam DeckやApple Vision Pro、Meta Quest 3など対応デバイスの拡充を発表した。クラウドの強力な計算能力を生かして、高品質なゲーム体験をローカル側の環境によらず楽しめるようになる。
GeForce Nowは、クラウド上でゲームを動作させることでスマートフォンやローパワーなノートPC等でも快適なゲームプレイが楽しめるNVIDIA直営サービス。UltimateプランではGeForce RTX 4080級の性能を備え、一般的なゲーミングPCと比較してもハイエンドモデル並みの極めて高い性能を利用可能。これまでAndroidやiOS、スマートテレビなど向けに提供されてきたが、今回VRヘッドセットやSteam Deckでも利用できるようになった形。ちなみに、Steam Deck向けには2024年5月にベータ体験プログラムが実施されて好評を博していた。
Steam Deckで正式リリースされるとハンドヘルドモードでHDR品質のプレイを行えるようになるほか、最大1440p/120fpsのモニターに接続したり、テレビに接続して4K / 60fpsの大画面でもプレイ可能。公式アプリの展開は今年後半になるとされる。
加えて、ヘッドセット内の大画面仮想ディスプレイでGeForce Nowをプレイできるようになる。今回対応がアナウンスされたのはApple Vision Pro、Meta Quest 3 / 3S、Picoの4機種。ブラウザ経由での展開が行われるとみられ、巨大な仮想画面でお気に入りのPCゲームをプレイするためのゲームパッド互換タイトルをサポートするという。