MAZZELのRYUKIが語る、ダンスに人生を賭けた意味、「九州会」の友情

BMSG所属の8人組グループ・MAZZELのソロインタビュー連載、第6弾。「Maze=迷路」、「Zeal=情熱」、「Mazel=幸福」の意味を持つ「MAZZEL」のメンバーは、それぞれグループに加入するまで人生の「迷路」にいた。その中でなぜ「情熱」を絶やさずにいられたのか、そして今どんな「幸福」を感じているのかを探る。今回はRYUKIが登場。

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グループ最年少で、先日20歳になったばかりのRYUKI。「かわいい」ではなく「かっこいい」と言われたいと、いろんな場で話しているが、このインタビューでは彼の心の中にある「かっこいい」言葉がたくさん語られた。それらはすべて、繕ったものではなく、RYUKIが歩んできた人生から溢れ出たもの。MAZZELの「情熱」を象徴する存在が、いかにしてその熱量やポジティブな姿勢を身につけてきたのか。20年間のライフストーリーを聞かせてもらった。

―みなさんに幼少期のことから聞いているのですが、RYUKIさんはいつ頃から歌やダンスが好きでしたか?

RYUKI 親がEXILEさんを大好きで、小学2年生のとき、一緒に大分県のスタジアムでライブを観て衝撃を受けました。ステージが大きくてかっこいいし、人の数もすごくて、始まる前から「すげえ!」と思っていたのに、いざメンバーさんが出てきてパフォーマンスが始まったらもうかっこよすぎて。たくさんの人が盛り上がっていることにも感動しました。それが「俺もいつかステージに立ちたい」と思ったきっかけです。

―小学3年生の頃からEXPGに所属されていますよね。ライブを観てアーティストに憧れる人はたくさんいるけれど、そこで行動に移す人はそう多くないと思うんです。RYUKIさんにはどんな想いがあったのでしょう。

RYUKI 僕は「感覚タイプ」で。そのときに強く感じたものがあったのだと思います。EXPGの育成スクールは、家から片道1時間半くらいかかるし、高速じゃないと通えない距離だったので、最初は親から「難しい」と言われていたんですけど、「入りたい」ってずっと突き通していたら「いいよ」って言ってくれて。そこから通い始めました。

―往復3時間! それは大変だ。EXILEのライブを観て衝撃を受ける前は、どんな子どもでした?

RYUKI それまでは普通に、幼稚園の友達や近所の友達と遊んでました。サッカーも軽くやったり。戦隊ものにハマって変身ベルトを買ってもらったり、トミカの車が好きだったりしましたね。

―ラップに興味を持ち始めたのは、EXPGに通い始めてからですか?

RYUKI そうですね。当時僕は、EXILEさんを観てダンサーになりたいと思ったんです。HIROさん、AKIRAさんが大好きでした。だから最初はマイクを持つ人生になると思っていなくて。BMSGを受ける1年半前くらいから、ラップの魅力に気づいて練習するようになりました。当時ボーカル、ラップ、ダンスをやるボーイズグループがたくさん出てきて、自分もラップをやってみようと思って、実際にやってみたら歌より楽しくて。ラップの「伝える」ということが自分に合うなと思って、そこからラップのレッスンを受けさせてもらうようになりました。

―EXILEを観て、なぜボーカリストよりダンサーに憧れたのだと思いますか?

RYUKI 小学生のときはカラオケとかもあまり行ったことないくらいだったので、自分が歌う感覚がわからなかったんだと思います。小さい頃からとにかく身体を動かすことも運動も大好きだったので、EXILEさんのダンスを見て、あの動きが印象的でした。歌のレッスンはBMSGに入るまで受けてなかったくらい、ダンスとラップだけやってましたね。

EXPGで触れたエンターテインメントの世界

―小学3年生でEXPG入ってからは、どんな日々でしたか? どんな経験をして、どんなことを感じて、今のRYUKIさんになっているのかを探らせてもらいたいなと思ってます。

RYUKI 小3から高校1年生前くらいまでの約8年間、EXPGにいました。最初はダンスの基礎を習って、ダンスというものを勉強していくうちにストリートダンスにも興味を持つようになって、小4くらいからはEXPGだけじゃなくて他のスタジオにもお世話になってバトルにも出てました。三代目J SOUL BROTHERSさんのバックダンサーもさせていただいて、そういった中でダンスの魅力をたくさん知っていきました。

―三代目のバックもやられていたんですね。どの辺りのステージに立ってたんですか?

RYUKI 最初のドームツアー(『BLUE PLANET』)、『RAISE THE FLAG』、フェスとかで立ってました。

―ドームにバックダンサーとして立って、どんなことを思いました?

RYUKI お客さんの人数がエグすぎて、「なんだこれ」というのが最初の感想だったんですけど。メンバーさんが近づくとファンの方が全力でアピールしてる姿を見ると、すごいな、いいなって。自分も早くこうなりたい、早くデビューしたいなというのが本音の気持ちでしたね。

―そういう想いを抱きながら、EXPG以外のスクールにも通われていたんですね。

RYUKI そうです。福岡にある、ストリートダンスをやっているダンススタジオに通ってました。EXPGのレッスンが終わったあと、そのダンススクールに行って、夜までダンスして、帰れないから友達の家に泊まって、ということをやってました。EXPGではアーティスト育成のためにコレオで踊ることをメインに学んでいたんですけど、それだけでは自分の魅力を出せないかもなと思って、ストリートをやってみようかなと。性格的にも自由人なので(笑)、決められたことをやるより自由なことをするのが大好きで、自分を身体で最大限表現できるのはストリートダンスかもなと思って、実際にそっちに行ったらもうハマっちゃって。今こうしてMAZZELになって、ライブのダンスパートに自分が入れてちゃんと踊れていることも嬉しいので、やっぱり行ってよかったなと思います。

―MAZZELに入る前から、バトルでRANさんに会っていたそうですね。

RYUKI そうなんです。九州のダンスバトルは何個かあるんですけど、そのうちのひとつが自分のお世話になっていたスタジオが開催したバトルで、それにRAN兄も出ていて。「ポップのうまいやつがいる」と有名だったので、一方的にRAN兄のことは知ってました。「あれがらんきち(RANの当時のダンサー名)か!」みたいな感じでした。MAZZELのオーディションで再会したとき、RAN兄に話したら、RAN兄も自分のことを認識してくれていて嬉しかったです。まさかこうしてBMSGで同じチームになるとは思ってなかったので、面白いなと思います。

―人生、面白い……! そうやってダンスに熱中していた一方で、学校生活はどうでした?

RYUKI 人生、全部ダンスにベットしましたね。学校は早退することもあったり、体育祭とかに出られなかった時期もあったりして。夢に賭けてきた人生だったので、アーティスト以外は何の職業もできないな、アーティストじゃないと生きられないだろうなと思ってました。

―ひとつのことに賭けた人生を選んで、親は心配しなかったですか?

RYUKI いや、心配はめっちゃあったと思います。でも、やりたいことをやらせてくれて、ずっと「全力で応援する」と言ってくれてましたね。

オーディションの帰り道

―ここまでMAZZELに入るまでの日々のポジティブな面をたくさん話してくれましたけど、当然「MAZE=迷路」も避けては通れなかったと思うんです。

RYUKI 悔しい想いはいっぱいしましたね。EXPG内で組んだチームで活動していて、もう一個上の「特待生」「EXPG Lab」になるためのオーディションを受けたりしていたんですけど、たとえばあとからストリートダンスから入ってきた子が自分より先に特待生になったり。そのときは悔しいというよりも、びっくりしたというか。「人生の中で、こういうこともあるんだ」みたいな。

―人生とは、自分が最大限努力しているつもりでも、必ずしも思い通りに報われるわけではないのかもしれないと。

RYUKI 若いときからそういったことを経験できたからよかったなって、今は思います。一番深い「迷路」でいうと、LDHのオーディション(『iCON Z 〜Dreams For Children〜』)の結果がよくなかったとき。ずっと仲良かったメンバーとか、家に泊まってそのまま一緒にレッスンに行ってた子が受かって、自分は受からなかったので、「みんなが行っちゃって、自分だけ何をしよう」ということを当時はすごく思いました。東京から福岡に帰ってきてからは受かった子たちとスケジュールも全然違うものになってしまったので、「これが現実か」と。当時は「もうアーティストになれない、どうしよう」「もう何もできないかもな」という感覚がありました。

―東京でオーディションを受けて、友達は受かってるのに、自分だけ福岡に帰らなきゃいけないという状況……めちゃくちゃつらいですね。

RYUKI そうなんです。だから一番つらかったのは、東京のテレビ局でオーディションがあって、受かったメンバーは残って、落ちたメンバーは帰る、というとき。当時の帰り道は、もうキツすぎて、何も覚えてないですね。

―今振り返ると、オーディションに受からなかった当時の自分には何が足りてなかったのだと思いますか? それとも、ただそこには合わなかった、という感覚?

RYUKI 当時は、とにかく全部「ぶつかれ」みたいな感じでいってて、それがパフォーマンスにも出すぎていたと思います。勢いばかりで「抜く」ということを知らなかった。とりあえず「全部出しきる」みたいな。だから、他のみんなには余裕感があったと思うんですけど、自分のパフォーマンスにはそれがなくて。心のモチベーション的にも、とりあえず「受かるぞ」みたいな感じで、それがパフォーマンスにも出すぎちゃっていたと思います。当時の映像を見ると「全部出す」ということしか考えなくて、「今だったらこんな感じに見せないだろうな」みたいな動きもやってましたね。

―『MISSIONx2』で「ステージでずっと笑顔だった」と日髙さん(SKY-HI)に言われたし、RYUKIさんはMAZZELの「情熱」を象徴する人だとも思うんですけど、今日ここまで話を聞いてても……話しているトーンが全部すごくポジティブですよね。

RYUKI そうですね。楽しい空間が一番好きですし、自分的にはずっとポジティブ人間です。でもやっぱり『iCON Z』に落ちて、一回どん底を経験したことが大きかったと思います。あそこで立ち上がれたからこそ、「諦めなかったら大丈夫」ということを経験できました。ポジティブを繕うとしてるわけではなくて、あの経験があったからポジティブな人になれたのかなと思います。

『THE FIRST』で見つけた新たな希望

―「どん底」を経験した約半年後に、EXPGを辞められていますよね。8年もいた場所を卒業するのは相当な決断だったと思うのですが……。

RYUKI そこは本当に、人生で一番の決断だったと思います。当時は「育成候補生」として契約していたので、たとえばまたオーディションがあればもしかしたら受かるかもしれないし、レッスンもいっぱい受けられてイベントもいっぱい出られるような、いい環境でした。でも自分の中で「いや、ここじゃない」という感覚があって。そういうときに『THE FIRST』(BE:FIRSTを輩出したオーディション)を見て、「待てよ」みたいな。自分がやりたい音楽性とか、社長の気持ちや言葉も含め、「こっちかも」と感じたことが決断した理由です。

―音楽性は、どういうところに惹かれました?

RYUKI 社長がラッパーっていうのもあるし、Coreくん(Novel Core)もいたり、『THE FIRST』の曲にもラップパートがあったりして、とにかくラップに熱いなと。こんなにもラップを見せてくれる会社はないなと思いました。当時からAK-69さん、BAD HOPさん、¥ellow Bucksさんとか、日本のヒップホップをよく聴いていて、社長のすごさももちろん知っていたので。

―日髙さんの気持ちや言葉というのは、具体的に何がRYUKIさんに刺さったのでしょう?

RYUKI 『THE FIRST』は、一回どん底を見たようなバックボーンのある人たちが受けている印象があって。それを社長が救っていく物語にも見えたので、「なんだこの素敵な社長は」と思ったのが最初の感想。「そういう人を支えてあげたい」みたいなスタンスの会社って、なかなかないなって。しかもクリエイティブもかっこいいし、音楽にも熱くて。やめる決断をしたのは『THE FIRST』をやっているときで、社長が2つ目のボーイズグループを作ることもオーディションをやることも何も言ってない状況だったのに、「自分は絶対にあそこに入るんだ」と思って。

―入れる保証も何もないときに……!

RYUKI ないけど、自分のタイプ的に、感覚的に「これ」と思ったらそこに突き進んじゃうので。だから他の会社も見てなかったです。あそこの決断が間違ってなくてよかったなと、今は思います。

―MANATOさん(BE:FIRST)とも、昔から共演していたんですよね?

RYUKI そうですね。EXPG時代、同じイベントや発表会に出て、マナティ(MANATO)が歌って自分がうしろで踊ったことが何回もありました。帰り道も同じ方向だったので、2人で帰ったりもしてました。だから『THE FIRST』を受ける前のマナティのいろんな気持ちも見ていたんですよね。

―だからこそ、『THE FIRST』がどん底から救っていく物語に見えたんですね。

RYUKI それを近いところで感じました。今もずっと一緒なことにびっくりしてます。僕も20歳になったので、最近「九州会」といって、RAN兄も入れて、九州のメンバーで飲みにいきました。

―いいですね。好きなお酒は何ですか?

 

RYUKI ハイボール、カルピスサワーです! 

小学3年生のときに得た「あの感覚」

―RYUKIさんの中で大きな決断をしたあと、実際『MISSIONx2』に受かった瞬間は、どんな気持ちでした?

RYUKI 自分に「やったなあ」って思いました。その帰り道では、『iCON Z』は落ちたけど、こうして自分が絶対に入りたいと思った会社にしっかりと入れたことを思うと、めっちゃ嬉しかったです。あのときに、いい意味で諦めたことが本当によかったなと思いました。

―今日話を聞いていて、RYUKIさんのステージ上のパフォーマンスから伝わってくる人間性と、生き方や考え方が、しっかりとイコールなのだなと感じていて。

RYUKI めちゃくちゃ嬉しいです、それが一番嬉しいです。

―最終審査で日髙さんからもらった「作られた夢物語より、俺たちが生きている現実のほうがたくさん夢があるなって本気で信じさせてくれるようなパフォーマンスと、それを生む心を持っている」という言葉は、どういうふうに受け止めてましたか?

RYUKI 正直に言うと、そのときは嬉しすぎてあまり覚えてなかったんですけど(笑)、あとからちゃんと見返して思ったのは、自分の過去のこととか「ここしかないんだ」という気持ちをステージ上で絶対に伝えようと思っていて、それをちゃんと現実にできたことが嬉しかったです。

―小3からずっと、「迷路」に迷い込んでも、なぜアーティストになることへの「情熱」を燃やし続けられたのだと思いますか? 「20 years」(MAZZELメンバーそれぞれの個性にフォーカスした企画「MAZZEL COLOR」内で、RYUKIが20歳を迎えたタイミングで発表したソロ曲)でいえば”逃げたいや とかは言わない 無理でもダイブ”を続けられるRYUKIさんの姿勢が本当にすごいなと。

RYUKI 小学3年生のときに得た「あの感覚」がいつまでも抜けなくて。ダンスをやめようと考えたこともいっぱいあるんですけど、この道以外、自分にはなかったというか。これがなかったら、めっちゃ苦しい生活をしていただろうなという想いが自分の中であったので、諦めなかったのだと思います。

―ダンスがなかったら、どういう苦しさに直面していたと思っているんですか?

RYUKI 人より頭がめっちゃいいわけでもないし。勉強も、体育祭とかの思い出も、全部捨ててダンスにベットしたからこそ、ここで諦めたら今までのすべてが意味なかったことになると思ってました。

―『iCON Z』から誕生したLIL LEAGUEとも、それこそ2023年の『Rolling Stone Japan LIVE』で共演していただいていますが、彼らと同じ場に立つとどんな気持ちが湧いてきますか?

RYUKI ステージに一緒に立てることが本当に嬉しいです。自分が同じステージに立てなかった可能性だってあったし。グラフで表したら彼らのことが上に見えていたんですけど、こうして横並びで対話できたことが嬉しかったです。

―福岡からひとりで飛行機に乗った帰り道のことを思うと……。

RYUKI めっちゃエモいです。多分、こういう人って世の中にたくさんいると思うんです。自分は、「無理」と思うことが正解ではないと考えるタイプで。音楽以外の職業でも、やってみれば可能性はあるかもしれないし、たとえば会社の面接に落ちても他で受かる可能性だってあるし。そういうことを伝えていけたらなと思います。

青春の場所=MAZZEL

―今、RYUKIさんにとってMAZZELはどんな居場所になっているといえますか。

RYUKI トム(HAYATO)もライブのMCで言ってたんですけど、「青春」。大人になってもできる青春の場所がMAZZELだと思います。青春だからぶつかることもあれば、プライベートで遊んだりもするし、これからもいろんなことがあるだろうけど、全部みんなで一緒に経験して思い出を作っていきたいなと思います。このメンバーでよかったなと思うのは、自分が自由でいても許してくれるところ。パフォーマンスでもそうで。自分の「ぶつかっていく精神」みたいなものをちゃんと表現できているので、いい環境、いいグループだなと思ってます。

―「無理」で終わらせるのではなく、情熱を燃やして諦めない、というRYUKIさんの生き様がMAZZELで表現し尽くされていますよね。これもみなさんに聞いてるのですが、MAZZELとしてステージでパフォーマンスする中で、具体的に自分はどういう役割を担いたいと思っていますか?

RYUKI 曲のことでいうと、ラップが入ることで曲の雰囲気が変わるし、単調にならないと思うんです。MC、ガヤ、煽りとかでは、MUZE(ファン)の気持ちのギアを1段階上げられるような存在でいたいなと思ってます。

―MAZZELに入ってから今日までで、RYUKIさんにとってターニングポイントとなったことは?

RYUKI 社長も言ってくださったんですけど、(『MAZZEL 1st One Man Tour 2024 ”Join us in the PARADE”』の)福岡でのMCは初めての感覚でした。アドレナリンが出すぎていて。いい言葉とかではなかったんですけど、それを社長が「素直に伝えたことがよかった」と言ってくださって、MCってこうやって伝えてもいいんだと感じました。MCは自分の素直な気持ちだけを伝えるのが大事なんだなということに気づいて、そこからはその場の気持ちを言うようになりました。

―その気づきはパフォーマンスにも影響を与えていそうですね。ラップやダンスで、これまでを振り返って、一番自分が覚醒できたなと思う曲は?

RYUKI 「Counterattack」のラップかなと思います。誰が聴いてもわかりやすくスキルフルなラップパートになったんじゃないかなと。アルバム制作でいっぱいレコーディングもしたし、音楽と向き合う時間が長かったことが、そのあとに出した「Counterattack」に響いたと思います。最近、社長から難易度の高いラップのパートをもらえることが嬉しいです。信じてくれているのだなと思うし、「これやってみろ!」みたいなことにぶつかっていくのが好きですね。

―オフステージでは、MAZZELにおいてどんな存在だと思いますか?

RYUKI HAYATOと僕が最年少なので、だからこそお兄ちゃんたちに気を遣わずにガツガツいく。あと、ずっとしゃべってますね(笑)。もともと友達とかとよく遊ぶタイプだったので、メンバーとも友達感覚で接して、一緒に買い物に行ったり、めっちゃふざけたりしてます。

―特によく一緒に過ごす人は?

RYUKI 自分はそれぞれとしゃべる時間が長いんですけど……あえていうなら、最近はTAKUTOとRAN兄。服やアクセサリー、車の趣味も合うので、一緒にいることが多いですね。たっくん(TAKUTO)が前より、いい意味で、リーダーに感じる瞬間が増えたなって最近思います。だから自然と相談もしちゃうし、それに対してちゃんと答えてくれるし。メンバーそれぞれにいいところがたくさんあるので、1対1でしゃべるとめっちゃ勉強になりますね。

―「20 years」の中でもRYUKIさんがどんなスタイルで上を目指したいのかを歌っていると思うんですけど、この先、どんなふうに生きていきたいですか?

RYUKI ”日本から周る世界へ”というリリックはMAZZELで行きたい場所を表現していて、その滑走路を作ってくれているのがMUZEだ、ということを歌いました。最後の”あくまでこの世に敵はいない”というのは、「あいつらはライバルだ」「あそこのチームに勝ちたい」とか色々言われることもあるんですけど、日本から音楽を広めていくためにも、ぶつかり合うのではなく、それぞれが自分たちのスタイルを極めていればいいと思っているので、そう書きました。

―世の中に理不尽なことっていっぱいあると思うんですけど、そこで腐るのではなく、「全部自分次第だ」と思える強さがRYUKIさんにはありますよね。

RYUKI そういうことを感じる場面もたくさんあったし、これからもずっとそういうものはついてくるんだろうなと思うんですけど、でも自分たちがやりたい音楽をずっと突き詰めていれば正解にたどり着くと思っているので。

―かっこいいです。この先MAZZELとして描きたい夢を、RYUKIさんはどのように想像していますか?

RYUKI 早ければいいというわけではないことを感じているので、焦らずに、一つひとつのステージを大事にして、MUZEという輪を広めていきたいです。やっぱりドームやスタジアムには絶対に立ちたいし、そこに立つとワールドツアーとかが見えてくるだろうし。一つひとつを大切にしながら頑張っていきたいですね。

―個人としてやりたいことや叶えたい夢はありますか?

RYUKI ラッパーの方々と曲を作ったり、垣根を超えてコラボしたいなと思います。ラッパー・RYUKIをたくさんの人に知ってほしいなという気持ちがあります。「20 years」みたいに、社長と一緒に制作もしたいです。社長が一番、自分の伝えたいことを理解して、自分のやりたい伝え方にして返してくださるので。「20 years」も伝えたい言葉がぎゅっと詰まったものになりました。やっぱり、音楽で生きていきたいなと思います。

<INFORMATION>

「MAZZEL 1st One Man Tour 2024 ”Join us in the PARADE”」

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●通常盤(UMXB-31001/2)

価格:8,800円(税込)

内容:2Blu-ray+リーフレット

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価格:8,800円(税込)

内容:2DVD+リーフレット

<BD/DVD収録内容共通>

【DISC1】 ライブ本編(全形態共通)

・Fire

・LIGHTNING

・Carnival

・CAME TO DANCE

・Get Down

・K&K

・Dance Part

・Aint no fun

・First Love

・1st Date

・Fantasy

・ICE feat. REIKO

・Waterfall

・MISSION

・Counterattack

・Love Letter

・Holiday

・Seaside Story

・Vivid

・Parade

【初回限定盤 DISC2】

・MAZZEL 1st One Man Tour 2024 ”Join us in the PARADE” -Behind The Scenes-

【通常盤 DISC2】

・K&K – Live Fix Camera –

・Vivid – Solo Chasing Camera –Music Video

・Waterfall -Music Video-

・ICE feat. REIKO -Music Video-

・ICE feat. REIKO -Dance Performance Video-

・Parade -Music Video-

・Parade -Behind The Scenes-