リゾートホテル「休暇村能登千里浜」(石川県羽咋市)は1月7日より、日本酒のボジョレー・ヌーヴォーこと「しぼりたて」と「にごり酒」を、同ホテル内の「レストラン日本海」にて期間・数量限定で販売している。

  • 休暇村能登千里浜 外観

    休暇村能登千里浜 外観

日本時間の2024年12月5日、ユネスコの無形文化遺産に、日本の「伝統的酒造り」の登録が正式に決定した。

石川県では、“濃厚で華やか”と評される日本酒造りをする日本4大杜氏「能登杜氏」を輩出しており、「休暇村能登千里浜」では、石川県にある酒蔵が、石川県で収穫された新米を使って作ったお酒を「イシカワ・ヌーヴォー」と銘打ち、旬の食材を用いた料理とともに提供している。

  • イシカワ・ヌーヴォー(左から)手取川、竹葉、宗玄、遊穂

    イシカワ・ヌーヴォー(左から)手取川、竹葉、宗玄、遊穂

今シーズンのイシカワ・ヌーヴォーは、果実のような瑞々しい甘味と爽やかな炭酸が特徴の「手取川 純米生原酒 しぼりたて」(吉田酒造店)、米の甘く上品な香りに、芳醇でキレのある質感の「竹葉 しぼりたて生原酒」(数馬酒造)、搾ったままの濃醇で甘みのある飲みやすい「宗玄 しぼりたて生原酒」(宗玄酒造)、調和の取れた酸としっかりとした旨味がふくらむ厚みのある味わいの「遊穂 ゆうほのしろ」(御祖酒造)の4種をラインナップ。

日本酒は通常、酒質を落ち着かせるため、数週間から1年以上貯蔵してから出荷するが、「しぼりたて」はその名のとおり、できたての日本酒を貯蔵せずに絞ってすぐに出荷。ピチピチ、荒々しいと表現されるようなフレッシュ感が魅力の日本酒となっている。一方、「にごり酒」は目の粗い布やザルを使用して絞るため、米の欠片や酵母などの細かな固形物など(澱)が残ることで、どっしりとしたような濃厚さや舌触りを味わうことができるという。

  • 羽咋市に窯元をかまえる「大社焼き」の器を使用

    羽咋市に窯元をかまえる「大社焼き」の器を使用

1合酒を注文すると、羽咋市に窯元をかまえる「大社焼き」の“真葉手(しんようで)”と呼ばれる片口に注がれて提供される。森から採取してきた生の葉を器に焼き付けて作成される技法が特徴で、1枚1枚、葉の大きさや虫食い・葉脈なども綺麗に焼き上がりに現れるため一つとして同じものは存在しないという。

イシカワ・ヌーヴォーはいずれも1月7日より、同ホテル内のお食事処「レストラン日本海」にて、期間・数量限定で販売される。