33歳の独身女性がもがきながら現代社会を生きる姿を描くテレ東 ドラマチューズ!『マイ・ワンナイト・ルール』(1月7日スタート 毎週火曜24:30~)で、主演を務める足立梨花。自身の性衝動に悩む同世代の主人公・成海綾を魅力たっぷりに演じる。

今回のインタビューでは、自身の「マイ・ルール」について聞いたほか、2023年に結婚をした足立が直面しているという“問題”にフォーカス。「いろんなことを考える年齢になった」と話す足立の“今の悩み”とは。

  • 足立梨花 撮影:島本絵梨佳

    足立梨花 撮影:島本絵梨佳

2023年に手話パフォーマンスユニット・HANDSIGNのTATSUと結婚

――今回、悩みを抱えながら葛藤する女性・成海綾を演じられました。足立さんも綾と同世代ですが、いま現在悩みはありますか?

現在の悩みですか? 私は実生活で結婚もしたので、「子供どうする? 問題」に直面しています……! 私たち夫婦の中では「もうちょっと2人の時間を楽しみたい」という気分ではいるんですが、「いつかできればいいね」という年齢でもなくなってきていて。一応、35歳になると、高齢出産と言われているので、「どうする?」「でもまだ……」「後々ほしいと思ってできなかったら……」といろんなことを考える年齢になったんだなと。

――同世代で共感する方も多いようなリアルな悩みですね。

やっぱり結婚していないと、子どもがあまり身近に感じられない部分もあると思うんです。漠然と(子どもが)欲しいという思いはあるとしても、「そもそもまずパートナーがいないから」とリアルに感じられなかったり……逆に結婚すると周りからも「どうするの?」と言われたりすることもあるだろうし、身近に妊娠した人がいたりすると、考えなきゃなと……年齢ごとにいろんな悩みってあるんですね!

芸歴17年・足立梨花の“マイ・ルール”とは

――その時々で悩みはつきないですね。今作のタイトルにちなんで、足立さんのマイ・ルールをお伺いしたいです。

「毎日を楽しむ」ことです。ドラマの現場でもバラエティ番組でも、その場を楽しむということを目標にしています。やっぱり歴を重ねてくると、少し“こなし気味”になってしまうときもあるじゃないですか? 最近、「自分が心から楽しまないとダメじゃないか!」と改めて思うようになって、仕事だけでなく、プライベートの時間でも1日でも多く楽しい日があった方がいいという思考回路になっています。その理由が余裕ができたからのか、心が安定したからなのかはわかりませんが、何事においても「楽しむためにどうするか」という考え方に変わってきています。

――ある意味、初心にかえったような感覚なのでしょうか?

初心とは違った感覚かもしれません。初めの頃は何をするにもいっぱいいっぱいで楽しむ余裕がないと思うんです。最初はどこに行っても、「こんな現場初めて!」とワクワクする部分があって、ただ17年やっていると「初めて」というものは少なくなってくる(笑)。“楽しもう”という気持ちの中には、そういった「初めて」に対するワクワク感と同じようにワクワクしたいという気持ちがあるのかもしれないです。

だから綾さんみたいに思っていることが顔に出ちゃうくらい素直に人生を楽しんでいけたらいいのかなと思いました。綾さんを演じながら、「こうやって思っていてもいいんだ」「素直になっていいんだ」という風に思えたので、今回のドラマがきっかけだったかもしれないです。

■足立梨花
1992年10月16日生まれ。長崎県出身。2007年に「第32回 ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを獲得し、デビュー。主な出演作にNHK連続テレビ小説『あまちゃん』、テレ東系ドラマ『大東京トイボックス』(14)、フジテレビ系ドラマ『僕はまだ君を愛さないことができる』(19)、劇場版『名探偵コナン 11人目のストライカー』(12)など。1月7日スタートのテレ東 ドラマチューズ! 『マイ・ワンナイト・ルール』で主演を務める。スタイリスト:奈雲恵里 ヘアメイク:杉村理恵子