時代劇専門チャンネルでは、松本幸四郎主演の劇場版『鬼平犯科帳 血闘』を、13日(13:00~、19:00~、25:00~)に独占初放送する。
劇場版『鬼平犯科帳 血闘』では“むかしなじみ”との再会を通して“若き日の鬼平”がひも解かれる。長谷川平蔵はなぜ"鬼平"と呼ばれるようになったのか…2人の女性を巡り、知られざる鬼平の過去と現在が交錯する。
“若き日の鬼平”に扮するは『本所・桜屋敷』から引き続き、市川染五郎。重なり合う過去と現在に父子で挑み、唯一無二の“鬼平”像を作り出した。
また、物語の鍵を握る若き日の平蔵を知る娘・おまさにはシリーズを通して中村ゆりが扮する。平蔵を想う真心と密偵としての信念を貫く姿を演じ、クライマックスの平蔵との場面はふたりの絆と信頼関係に胸をうたれる名シーンとなっている。
昨年5月の公開記念舞台挨拶で、幸四郎は「世界一の職人が集う京都の撮影所で、情熱と愛情を持って作品を作り上げました。クライマックスの殺陣のシーンは、一手一手に意味があり、最後には“鬼”になっています。一歩も引かない、前に進んでいく、という強い想いを刀に込めました。人と人とのつながりや絆が深く描かれた作品です」と紹介。
また、染五郎は「振り棒での立ち回りは、アドレナリンを維持しようと常に気持ちを高ぶらせて臨みました。“新しい正統派の時代劇”ですので、若い世代にも新鮮に感じていただけると思います」、中村は「演じるうえで、おまさの生きてきた人生、背景を考えたり、幸四郎さんやスタッフの方に教えていただいたりしながら、おまさ像を作り上げました」とコメントしている。
この放送後(13:00~を除く)には、『鬼平犯科帳アフタートーク「血闘」編』を放送。劇場版『鬼平犯科帳 血闘』のキャスト陣が集結し、緊張感あふれる本編とは一味違ったリラックスした空気の中、撮影時の思い出や互いの印象、裏話などをトークする。
また、番組内で密偵・相模の彦十役として出演し、物語に欠かせない存在感を示していた火野正平さんを偲び、松本幸四郎、本宮泰風、浅利陽介、山田純大、久保田悠来、中村ゆり、和田聰宏、松元ヒロ、中島多羅らレギュラーキャスト陣と山下智彦監督がそれぞれ火野さんとの思い出を語る特別企画『追悼-火野正平-』もあわせて放送される。
(C)「鬼平犯科帳 血闘」時代劇パートナーズ
(C)日本映画放送