JR北海道は、2025年3月15日のダイヤ改正で、札幌~旭川間の特急「ライラック」「カムイ」について、早朝の上り1本と深夜の下り1本を運転取りやめとする一方、夕夜間に下り・上り各1本を新規設定し、利用の見込まれる時間帯に運転すると発表した。

  • 特急「ライラック」は789系6両編成で運転

利用状況に合わせ、ダイヤ改正で運転取りやめとする列車は、早朝の時間帯に運転される旭川駅5時18分発・札幌駅6時43分着の上り「ライラック2号」と、深夜の時間帯に運転される札幌駅23時5分発・旭川駅0時30分着の下り「カムイ47号」。早朝・深夜の減便にともない、上り始発列車(旭川発札幌行)は繰下げ、下り最終列車(札幌発旭川行)は繰上げとなる。

新規設定する2本のうち、札幌駅16時30分発・旭川駅17時55分着の下り「カムイ29号」は現在も土休日や利用の多い時期に臨時列車として運転しており、ダイヤ改正に合わせて定期列車へ格上げされる。これにより、札幌駅で16時台も毎時0・30分に旭川方面の定期特急列車が発車することになる。なお、札幌駅を15時30分に発車する特急列車は、現行の下り「ライラック25号」(旭川行)から「オホーツク3号」(網走行)に変更され、旭川駅の到着時刻も10分繰下げとなっている。

  • 特急「カムイ」は789系1000番代を使用する

夜間には旭川駅21時0分発・札幌駅22時25分着の上り「ライラック44号」を新規設定。上り「オホーツク4号」(現行の時刻は網走駅17時27分発・旭川駅21時16分発・札幌駅22時51分着)の時刻を約3時間繰り上げることから、特急列車のなくなる時間帯に「ライラック」を新設した。「ライラック44号」は旭川駅の発車時刻を現行の「オホーツク4号」より16分繰り上げ、後続の上り「宗谷」(稚内駅17時44分発・旭川駅21時30分発・札幌駅22時56分着)との運転間隔を30分としている。