JR北海道は、札幌~釧路間で運転される特急列車の下り「おおぞら7号」の停車駅を見直し、所要時間を短縮すると発表した。現行の停車駅のうち、追分駅、新夕張駅、池田駅、白糠駅を通過とし、札幌~釧路間を3時間54分で結ぶ最速達列車とする。
特急「おおぞら」は札幌~釧路間で上下各6本を設定。現行の最速達列車は釧路駅8時32分発・札幌駅12時29分着の上り「おおぞら4号」で、所要時間は3時間57分となっている。
現行の下り「おおぞら7号」は札幌駅13時55分発・釧路駅18時20分着で運転され、札幌~釧路間の所要時間は4時間25分。途中の新札幌駅、南千歳駅、追分駅、新夕張駅、トマム駅、新得駅、帯広駅、池田駅、白糠駅に停車している。2025年3月のダイヤ改正で、「おおぞら7号」が現在停車している駅のうち、追分駅、新夕張駅、池田駅、白糠駅を通過駅に。運転時刻を札幌駅13時57分発・帯広駅16時18分着・釧路駅17時51分着とし、札幌~帯広間の所要時間を2時間21分、札幌~帯広間の所要時間を3時間54分に短縮。終点の釧路駅へ18時前に到着する列車とする。
下り「おおぞら7号」の停車駅変更にともない、同列車の前に運転される下り「おおぞら5号」は停車駅に追分駅と新夕張駅を追加。ダイヤ改正後の運転時刻は札幌駅11時46分発・釧路駅15時50分着とされ、所要時間は現行より1分短縮される。
なお、現在は特急「おおぞら」「とかち」の全列車が停車している石勝線のトマム駅について、ダイヤ改正後は夜間の上り「おおぞら12号」と下り「とかち9号」が通過する。