JR北海道は、2025年3月15日のダイヤ改正で、現在は旭川~北見間で運転している特別快速「きたみ」を網走駅まで延長するとともに、列車名を快速「きたみ」に変更すると発表した。延長運転を行う北見~網走間は途中の各駅に停車する。
特別快速「きたみ」は旭川~北見間で上下各1本を運転。上りは北見駅を10時台、下りは旭川を14時台に発車し、ともに旭川駅で札幌方面の特急列車と接続するなど、石北本線の特急列車を補完する役割を担っている。かつては通過駅も多い列車だったが、現在の通過駅は当麻~上川間の途中駅と瀬戸瀬駅、西留辺蘂駅のみ。車両は長らくキハ54形を使用していたが、2024年3月のダイヤ改正でH100形に置き換えられ、2両編成で運転されている。
2025年3月のダイヤ改正で、石北本線において現行の特急「大雪」を毎日運転の特別快速「大雪」に変更し、H100形2両編成(全車自由席)で運転。特急「オホーツク」と合わせてダイヤを見直すとしている。特別快速「きたみ」についても、ダイヤ改正後は快速「きたみ」とし、運転区間を旭川~網走間に延長。北見~網走間は途中の各駅に停車しながら運転することとなった。
石北本線ではその他、朝の時間帯に運転される生田原発遠軽行の上り普通列車を網走駅始発として運転区間を延長し、網走駅5時49分発・遠軽駅7時54分着で運転。網走方面から北見・遠軽方面の通学列車を増発し、利便性向上を図る。利用状況に合わせ、白滝~網走間で一部列車の運転取りやめも予定している。