JR東日本長野支社は、2025年3月15日のダイヤ改正で、平日朝・夜に運転している臨時列車の特急「信州」を全車指定席にすると発表した。指定席数を増やし、着席機会を高めるとしている。
特急「信州」は2023年3月のダイヤ改正で新設。E353系3両編成を使用し、2号車を普通車指定席、1・3号車を普通車自由席として営業運転を開始した。現在は平日朝に塩尻駅6時58分発・長野駅8時9分着の「信州1号」、長野駅20時47分発・塩尻駅22時2分着の「信州2号」を設定している。
3月15日のダイヤ改正で、特急「信州」は全車指定席に。同日から長野県内の計23駅で「Suica」による出改札サービスが始まることを受け、特急「信州」および特急「しなの」(塩尻~長野間)の普通車指定席に「在来線チケットレス特急券サービス」が導入される。「Suica」とあわせて利用することにより、駅できっぷを受け取ることなく、シームレスな利用が可能になるという。
なお、「在来線チケットレス特急券サービス」の開始にともない、篠ノ井線特急料金回数券は販売を終了する。販売期間は2月15日まで、利用期間は3月14日までとなっている。