きょう4日にスタートする東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『最高のオバハン中島ハルコ~マダム・イン・ちょこっとだけバンコク~』(毎週土曜23:40〜)で主演を務める大地真央が、現場の雰囲気や中島ハルコという役の見どころを語った。

  • 大地真央 =東海テレビ提供

中島ハルコの魅力は?

――シリーズ第3弾ということで、顔なじみのスタッフの皆さんも多いと思いますが、現場の雰囲気はいかがでしょうか。

やっぱり懐かしいし、またこうして集まれたということを本当に嬉しく思っています。雰囲気がとてもいいですね。信頼できるスタッフの方々と安心してお仕事ができる。だからこそ私は演じることに集中できますし、何よりもストレスがないですね。

――改めて中島ハルコという役の見どころを教えてください。

本当に忖度なくバサッと斬っていくハルコさんですが、やはり根底にはとても愛がある。だからこそおせっかいなぐらい人のため世のためにエネルギーを使える。そこが中島ハルコの魅力だと思います。

――大地さんとハルコの似ているところはありますか?

いやいや、似ているところなんてそんな僭越なことは言えないです。やっぱりハルコさんは、スーパーウーマンでなかなかいない方ですが、やっぱり演じている以上は一番の理解者でありたいし共感はしています。

期待を裏切らない第3弾に

――ちなみに大地さんは最近、何かに怒ったことはありますか?

怒ったというか……シリーズ第2弾の時にハルコさんの撮影が終わって、ヘアメイクもそのままに大急ぎでペットショップに行ったことがありました。店員さんに「子猫を抱っこできますよ」と言われた時、ハルコモードが抜けていなくて「この子、生後3カ月は親元にいさせるべきでしょ!」とスイッチが入ってしまって、店員さんが後ずさりをしていました(笑)。怒ったというよりは、ハルコモードで反射的に反応してしまったんです。その時は普通に対応したつもりだったのですが、ちょっと時間が経ち冷静になって「あれちょっと私と違ったな、今のはハルコだったな」ということがありました(笑)。

――ちなみに大地さんは誰かに叱られたことはありますか?

私、あまり叱られた記憶がないんです。私がそういう記憶を忘れているのかしら(笑)。勝手に自分で落ち込んだりというのは何度もあります。小さい注意というのはきっとあるんでしょうが、それはやっぱり言っていただけるうちが花なんだなとずっと思ってきました。割と素直にそういうことも聞ける方だったので、怒られたという印象で記憶に残っていないのかもしれないですね。

――共演者の方とどのような作品を作り上げたいと思っていらっしゃいますか?

今までと変わらず、見てくださった方々が見て良かった、スカッとした、勇気をもらえた、元気をもらえたというドラマにしたいと思います。今までそういう意見や感想をいただいているので、今回もそうなれると思いますし、そうなります(笑)。

――改めて視聴者の皆さんに一言お願いします。

最高のオバハン中島ハルコの第3弾となります。本当に応援してくださった皆様方のおかげだと思っております。その期待を裏切らない第3弾になると思いますので、ぜひご覧いただきたいと思っております。よろしくお願いします。

【編集部MEMO】第1話ストーリー
40歳になったグルメ雑誌の編集者・菊池いづみ(松本まりか)はタイ・バンコクに来ていた。ネットで知り合ったタイ在住のシンガポール人編集者とデートの約束があったのだが、どうやらすっぽかされたことに気付くいづみ。40歳といえば「不惑」。物事に迷うことがなくなる成熟した大人のはずが……いづみはまだまだ人生の迷子だ。そこに毒舌満載の名古屋マダム・中島ハルコ(大地真央)が象に乗って現れる! いづみの都合など聞かず、ついてこい! とタイの町に繰り出すが……タイの財閥・ターラー一族の御曹司・ラン(GEE SUTTHIRAK)に案内されながら、タイを練り歩くいハルコといづみ。タイで美容関係のビジネスを進めようとしていたハルコはすでに巨額の投資をしていたが、開発予定地はただの荒れ地だった。まさかの投資詐欺。騙されたことに気付いたハルコは、ショックのあまり寝込んでしまう。ハルコに投資の話を持ち込んだのは友人の歯科医・頼子(熊谷真実)だった。ネットで知り合ったカンボジア人の医師・パン(Davuth Chheang)と意気投合。言われるがまま投資に手を出したが、その後、連絡が途絶えたという。ところが、頼子がやりとりしていたのは本物のパンではないことが発覚。なりすまし犯によるロマンス詐欺だったのだ。怒りに震えるハルコ。そんな中、いづみのことを好きだったはずの空間プロデューサー・熊咲(草野イニ)が突然、婚約 者・マリリン(星野奈緒)を連れて現れ、不惑のいづみの運命も動き出す!?