JR九州は、2023年度から工事に着手している813系のロングシート化について、2024年度末までに32編成でロングシート化工事を完了する予定と発表した。2025年度以降に残り50編成の工事を実施し、合計82編成のロングシート化を進めるとしている。

  • 鹿児島本線を走る813系。全車両を対象としたロングシート化工事が進められている

813系は1990年代以降に順次導入され、福岡・北九州地区の鹿児島本線・日豊本線を中心に快速・普通列車などで運用。福北ゆたか線用の車両も導入されている。製造された時期や、その後の改造などによってさまざまなバリエーションがあり、鹿児島本線・日豊本線などで活躍する813系の車内は転換クロスシートを採用していたが、後に一部座席を撤去した車両も登場していた。

JR九州は2023年11月、全車両(82編成、計246両)を対象に、813系の車内をロングシート化すると発表。1編成(3両)あたりロングシート120席・ボックス席28席として定員を増やし、混雑緩和を図る。2023年度から813系のロングシート化工事に着手し、福岡・北九州地区の主要線区で順次運用開始。2024年度末までに32編成で工事の完了を予定しており、2025年度以降も残り50編成の工事を進めていく。2028年度の工事終了を予定しているとのこと。