JR九州は、2025年3月15日のダイヤ改正で、夕夜間の通勤通学時間帯に運転している特急「ソニック」の上り1本(博多行)で停車駅を追加するほか、上下各1本で編成両数を増やし、着席する機会を拡大して混雑緩和を図ると発表した。
停車駅の追加は上り「ソニック46号」(大分駅16時44分発、博多行)で実施する。現在は停車駅の少ない速達タイプとして運転され、小倉~博多間の途中停車駅は黒崎駅と折尾駅のみだが、ダイヤ改正後は折尾~博多間で赤間駅(18時29分着)、福間駅(18時36分着)、香椎駅(18時45分着)にも停車。これにともない、博多駅の到着時刻が現行より2分繰り下げられ、同駅18時52分着となる。
新規停車する3駅のうち、福間駅で鳥栖行の普通列車へ乗換え可能。「ソニック46号」は北九州エリアから福岡方面への帰宅等でより便利な列車として運転されることになる。
編成両数の変更は上り「ソニック44号」(大分駅16時10分発、博多行)と下り「ソニック49号」(博多駅19時0分発、大分行)で実施する。両列車とも現在は6両編成(885系)で運転しているが、ダイヤ改正後は7両編成に増車。夕夜間の通勤通学時間帯に着席機会を向上させ、混雑緩和を図る。