JR九州は、2025年3月15日のダイヤ改正で、朝の通勤通学時間帯に運転している特急「かささぎ」の上り3本が二日市駅に新規停車すると発表した。あわせて朝の下り1本で使用車両を変更し、座席定員を拡大して混雑緩和を図るとしている。
現在、朝の上り「かささぎ202号」(佐賀発博多行)、「かささぎ102号」(肥前鹿島発博多行)、「かささぎ104号」(肥前鹿島発吉塚行)はいずれも二日市駅を通過している。ダイヤ改正後は3本とも二日市駅に停車し、「かささぎ202号」は同駅6時54分発、「かささぎ102号」は同駅7時32分発、「かささぎ104号」は同駅8時7分発に。6~8時台に毎時1本が二日市駅へ停車し、博多方面の利便性が向上する。二日市駅から博多駅までの所要時間は「約15分弱」とのこと。
同じく朝の通勤通学時間帯、門司港駅から博多方面へ向かう下り「かささぎ101号」(肥前鹿島行)は使用車両を変更。現行の787系6両編成(定員276名。うち自由席255名)から885系6両編成(定員302名。うち自由席290名)に変更した上で、平日の門司港~博多間は現行通り普通車を全車自由席とする。同区間において自由席を35席増やし、座席定員を拡大して自由席の着座率を増やすことにより、小倉・赤間方面から博多方面への混雑緩和を図る。
なお、ダイヤ改正後の「かささぎ101号」は、博多駅から1・2号車(普通車)を指定席に変更して肥前鹿島駅へ。土休日は門司港~肥前鹿島間の全区間で1・2号車(普通車)を指定席とする。