JR九州は、2025年3月15日のダイヤ改正で、特急「きらめき」を増発すると発表した。朝の通勤通学時間帯に博多発小倉行の上り「きらめき2号」、日中時間帯に行橋発博多行の「きらめき101号」を設定。小倉・博多方面へ向かう特急列車の混雑緩和と利便性向上を図る。

  • 特急「きらめき」はダイヤ改正で朝と日中時間帯に1本ずつ増発

現行の特急「きらめき」は、門司港・小倉~博多間を鹿児島本線経由で運転。2018年3月まで日中時間帯も「きらめき」を運転していたが、利用状況に合わせたダイヤの見直しにともない、日中時間帯の列車はなくなり、現在は朝および夕夜間に下り3本(博多行)、夕夜間に上り6本(小倉行または門司港行)の運転となっている。その他、土休日を中心に臨時列車の「きらめき291号」も設定。日中時間帯に中津発博多行として運転される。

2025年3月のダイヤ改正で、これまで上り列車の設定がなかった朝の通勤通学時間帯に1本増発する。博多駅7時11分発・小倉駅8時8分着の「きらめき2号」として運転され、博多駅で「かささぎ202号」(佐賀駅6時24分発・博多駅7時7分着)から乗換え可能。博多駅を7時台に発車する小倉方面の特急列車が3本に増え、特急列車による北九州エリアへの通勤通学がより便利になる。

日中時間帯に増発する「きらめき101号」は、臨時列車として運転している現行の「きらめき291号」とほぼ同じ時間帯に設定。運転時刻は行橋駅10時5分発・博多駅11時19分着とされ、行橋駅で中津方面から来る普通列車との乗換えを受けて発車するという。「博多方面への特急列車の混雑緩和と博多地区でのお買い物に便利な列車」とされ、ダイヤ改正後、行橋駅および小倉駅を10時台に発車する博多行の特急列車が3本に増える。

なお、現在運転している下り3本・上り6本の時刻に大幅な変更はないが、「きらめき2号」の増発にともない、夕夜間の上り6本は号数を変更して「きらめき4・6・8・10・12・14号」に。下り3本は「きらめき101号」の増発後も号数を変更せず、引き続き「きらめき1・3・5号」とする。