JR九州は、2025年3月15日のダイヤ改正で、日中時間帯に九州新幹線の博多~鹿児島中央間を走る「つばめ」の上下各1本を「さくら」に変更し、速達化を図るとともに、通過する途中駅の乗車機会確保と混雑緩和のため、博多~熊本間で「つばめ」を上下各1本増発すると発表した。

  • 九州新幹線「つばめ」などに使用される800系

現在、日中時間帯に走る「つばめ」(途中の各駅に停車)の多くが博多~熊本間の運転だが、現行の上り「つばめ316号」(鹿児島中央駅11時23分発・博多駅13時9分着)や下り「つばめ327号」(博多駅15時36分発・鹿児島中央駅17時21分着)など、博多~鹿児島中央間の列車も設定されている。

2025年3月のダイヤ改正で、現行の上り「つばめ316号」を「さくら402号」(鹿児島中央駅11時20分発・博多駅12時57分着)、現行の下り「つばめ327号」を「さくら407号」(博多駅15時36分発・鹿児島中央駅17時12分着)に変更する。両列車とも博多~熊本間で途中の新鳥栖駅と久留米駅に停車し、筑後船小屋駅、新大牟田駅、新玉名駅は通過。熊本~鹿児島中央間で途中の各駅に停車する。これにより速達化を図り、博多~鹿児島中央間の所要時間を現行より9分短縮する。

「つばめ」から「さくら」への変更にともない、通過する途中駅の乗車機会確保と同時間帯の混雑緩和を目的として、熊本駅で「さくら402・407号」と接続する博多~熊本間の「つばめ」を上下各1本運転。新たに設定される上り「つばめ316号」は熊本駅12時20分発・博多駅13時9分着、下り「つばめ327号」は博多駅15時6分発・熊本駅15時55分着で運転され、途中の各駅に停車する。博多~熊本間で日中時間帯の本数を増やすことにより、着席できる機会も増えることになる。

なお、ダイヤ改正後の日中時間帯、下り「つばめ」は博多駅基準で8~20時台、上り「つばめ」は熊本駅基準で10~16時台にかけて博多~熊本間の運転(一部列車を除く)となる。