JR西日本とJR九州は、2025年3月15日のダイヤ改正で、現在は毎日運転となっている臨時列車の「みずほ」上下各4本をすべて定期列車化すると発表した。夜間に運転される下り「みずほ615号」の運転区間を延長し、現行の熊本行から鹿児島中央行に変更することも発表された。
コロナ禍の中、2022年3月に行われたダイヤ改正で、山陽・九州新幹線を直通する「さくら」のうち上下各4本を臨時列車化。当面は毎日運転だが、利用状況に変化に合わせて運転を取りやめる場合があるとのことだった。あわせて夜間の下り「みずほ615号」も運転区間を短縮し、鹿児島中央行から熊本行に変更。多くの利用が見込まれる日のみ、鹿児島中央行として運転するとしていた。
翌年のダイヤ改正で、臨時列車化した「さくら」上下各4本を定期列車に戻す一方、速達タイプの「みずほ」上下各4本を臨時列車に。「毎日運転する予定」とした上で、利用状況により運転を取りやめる場合は改めて発表するとのことだった。
対象となった列車は、下り「みずほ603・609・611・613号」(新大阪駅7時23分発・15時54分発・16時54分発・18時54分発)と上り「みずほ602・604・606・612号」(鹿児島中央駅7時32分発・8時32分発・10時32分発・18時30分発)の上下各4本。これらの列車は現在も臨時列車として運転されるが、時刻表等を見ると「毎日運転」と記されている。2025年3月のダイヤ改正で、毎日運転の臨時「みずほ」はすべて定期列車として運転することとなった。
運転区間を短縮していた夜間の下り「みずほ615号」も、2025年3月のダイヤ改正で運転区間を延長し、新大阪駅19時54分発・鹿児島中央駅23時36分着に。熊本駅での「みずほ615号」から「つばめ343号」(途中の各駅に停車)への接続はダイヤ改正後も継続する。