JR西日本とJR九州は、2025年3月15日のダイヤ改正で、山陽・九州新幹線において新大阪駅へ9時台に到着する鹿児島中央駅始発の臨時列車、上り「さくら574号」を新規設定すると発表した。大阪・関西万博へ多くの来場者が見込まれる週末を中心に運転し、近畿圏の滞在時間拡大を図る。
臨時列車の上り「さくら574号」は鹿児島中央駅を最も早く発車する列車となる。現行の始発列車である上り「さくら400号」(ダイヤ改正後の時刻は鹿児島中央駅6時4分発・博多駅7時41分着)より4分、新大阪行の始発列車である上り「みずほ600号」(鹿児島中央駅6時35分発・新大阪駅10時21分着)より35分早く鹿児島中央駅を発車し、途中の川内駅にも停車(6時12分発)する。
「さくら574号」はその後、九州新幹線の熊本駅、久留米駅、新鳥栖駅に停車し、博多駅に7時24分着。現行の始発列車である上り「さくら400号」より17分早く博多駅に到着する。山陽新幹線の小倉駅、新下関駅、広島駅、岡山駅、姫路駅、新神戸駅にも停車し、終点の新大阪駅に9時59分着。「みずほ600号」より22分早く新大阪駅に到着するため、鹿児島中央駅および川内駅から近畿圏へ行く際の滞在可能時間が拡大されることになる。