JR西日本は、2025年3月15日のダイヤ改正で、16時台の和田山駅において、播但線から山陰本線(豊岡方面)へ同一ホームで乗り換えられるようにのりばを変更すると発表した。

  • 播但線の寺前~和田山間で普通列車として活躍するキハ41形

山陰本線と播但線が接続する和田山駅のホームは2面4線。山陰本線の列車は基本的に1・2番のりば(1番のりばに福知山方面の上り列車、2番のりばに豊岡方面の下り列車が停車)を使用するが、一部列車は4番のりばに停車し、5番のりばを使用する播但線の普通列車と接続を図っているという。

現在、13~15時台に和田山駅へ到着する播但線の普通列車は、山陰本線の下り・上りともに10分以上の乗換え時間を確保している。16時台については、播但線の普通列車が和田山駅16時51分着、山陰本線の下り普通列車(豊岡行)が同駅16時54分発、上り普通列車(福知山行)が同駅16時53分発となっているため、播但線から山陰本線へ急いで乗り換える必要があった。

播但線の普通列車が発着する5番のりばから、山陰本線の列車(一部を除く)が停車する1・2番のりばへ移動するには跨線橋を渡らなければならない。和田山駅の場合はエレベーターやエスカレーターといったバリアフリー設備もないため、階段を上り下りしなければならず、短時間で乗り換える際の負担は大きい。こうした状況を少しでも改善するため、ダイヤ改正で列車ののりばを変更。播但線から山陰本線の豊岡方面へ、同一ホームで乗り換えられるようにする。