JR西日本は、2025年3月15日のダイヤ改正で、平日朝・夜の通勤時間帯にJR神戸線(東海道・山陽本線)など走る通勤特急「らくラクはりま」を増発すると発表した。京都~網干間で運転している現行の上下各1本に加え、新たに新大阪~網干間で上下各1本を設定する。
現行の「らくラクはりま」は、平日朝に網干駅6時8分発・京都駅7時54分着の上り列車、平日夕夜間に京都駅19時35分発・網干駅21時21分着の下り列車を設定。京都~網干間で途中の新大阪駅、大阪駅、三ノ宮駅、神戸駅、明石駅、西明石駅、大久保駅、加古川駅、姫路駅、英賀保駅、はりま勝原駅に停車する。289系6両編成を使用し、全車指定席(1号車の普通車指定席は女性専用席)で運転。平日の通勤時間帯、「楽に乗れて、楽に過ごせて、楽に行ける」通勤特急として活躍している。
ダイヤ改正で増発する列車は、運転区間を新大阪~網干間とし、現行の列車と同じく平日朝に上り列車、平日夕夜間に下り列車を設定。増発にともない、列車名に号数を付与し、平日朝の上りは網干発京都行の「らくラクはりま2号」と網干発新大阪行の「らくラクはりま4号」、平日夕夜間の下りは新大阪発網干行の「らくラクはりま1号」と京都発網干行の「らくラクはりま3号」を運転する。
平日朝に増発する「らくラクはりま4号」は網干駅6時53分発・新大阪駅8時23分着。平日夕夜間に増発する「らくラクはりま1号」は新大阪駅18時46分発・網干駅20時8分着。既存の「らくラクはりま2・3号」に時刻の大幅な変更はない。ダイヤ改正後のJR神戸線において、平日の通勤時間帯に指定席を備えた列車が増え、7~8時台に大阪駅へ到着する上り列車は5本(「らくラクはりま」2本、新快速「Aシート」3本)、19時前後から21時30分頃にかけて大阪駅を発車する下り列車は7本(「らくラクはりま」2本、「スーパーはくと」2本、新快速「Aシート」3本)となる。