えちごトキめき鉄道は、ダイヤ改正を2025年3月15日に実施すると発表した。特急「しらゆき」の時刻変更を受けて、現行「しらゆき1・8号」の時間帯に普通列車を設定し、利便性を確保する。時刻変更後の「しらゆき8号」と接続を確保するほか、北陸新幹線への接続も改善するとのこと。

  • 妙高はねうまラインの普通列車

特急「しらゆき」(新井・上越妙高~新潟間)はダイヤ改正で設定時刻を変更。下りは現行の「しらゆき1号」を運転取りやめとし、代わって夕夜間に「しらゆき7号」を設定。他の3本は号数を繰り上げる。上りは夜間の「しらゆき8号」のみ、時刻を3時間半以上繰り上げる。妙高はねうまラインの新井駅、上越妙高駅、高田駅に全列車が停車するほか、一部列車が春日山駅にも停車する。

これらの変更を受けて、えちごトキめき鉄道は現行の下り「しらゆき1号」、上り「しらゆき8号」の時間帯に普通列車を設定。「しらゆき1号」に代わる下り普通列車は新井駅7時18分発・上越妙高駅7時27分発・直江津駅7時44分着、「しらゆき8号」に代わる上り普通列車は直江津駅21時47分発・上越妙高駅22時4分発・新井駅22時12分着で運転し、利便性を確保する。

朝の時間帯に上り普通列車も増便。直江津駅6時33分発・上越妙高駅6時50分発・新井駅6時58分着の列車を新たに設定し、前後の列車で1時間近く空いていた運転間隔を改善する。一方で、夕夜間に下り・上りでそれぞれ列車を統合。下りは現行の新井駅18時9分発・直江津駅18時40分着と妙高高原駅18時0分発・直江津駅19時3分着の2本(ともに2両編成)を統合し、ダイヤ改正後は妙高高原駅17時58分発・直江津駅18時57分着(4両編成)で運転する。上りは現行の直江津駅17時37分発・新井駅18時1分着と直江津駅18時3分発・妙高高原駅18時53分着の2本(ともに2両編成)を統合し、ダイヤ改正後は直江津駅17時56分発・妙高高原駅19時3分着(2両編成)で運転する。

  • 妙高はねうまラインを走る特急「しらゆき」

なお、直江津駅17時56分発・妙高高原駅19時3分着の上り普通列車は、新井駅で「しらゆき8号」からの接続を行う。日本海ひすいラインにおいても、直江津駅を18時台に発車する上り普通列車(泊行)を同駅18時11分発に変更し、「しらゆき8号」(直江津駅18時7分着)との接続を確保する。

早朝時間帯の妙高はねうまラインから北陸新幹線への接続も改善。下りの始発列車である妙高高原駅5時59分発・上越妙高駅6時33分着・直江津駅6時52分着の普通列車について、妙高高原~上越妙高間の時刻を5~6分繰り上げる。上越妙高駅の到着時刻が6時27分となり、これまで乗換えができなかった北陸新幹線の下り「はくたか591号」(上越妙高駅6時35分発)へ乗り継げるようになる。