あっという間にやってきた2025年。今年の干支は、財運や繁栄をつかさどる「へび(巳)年」です。へびにまつわる神社へ参拝すれば、金運をガッツリ引き寄せられるかも!?

  • 蛇窪神社

今回は「東京の白へびさま」として親しまれている「蛇窪(へびくぼ)神社」へご参拝。境内には、「撫で白蛇」「銭洗い」「愚痴壺」などがあり、見どころ盛りだくさん。アトラクション感覚で楽しく運気アップができちゃいます!

正式な参拝方法や見どころ、人気の開運アイテムなどを宮司さんから直々に教えてもらったので、みなさんにも紹介していきます。

■明るくすがすがしい雰囲気の神社

「中延駅」から徒歩7分、「西大井駅」からだと徒歩10分。「蛇窪神社」は閑静な住宅街の中に、ひっそりとたたずんでいます。

  • カラフルな花手水(はなちょうず)

金運アップの神社と聞くと、「お金くれ~!!」という人間のドロドロとした悪い気が漂う場所なのでは……? と思われるかもしれませんが、ここは全く違います。

境内は清潔感たっぷりで明るくさわやかな雰囲気。カラフルな花手水(はなちょうず)まであり、SNS映えもばっちりです。

フォトジェニックな手水舎(てみずや)で手や口を清めたら、いざ参拝! まずは、ご本殿へ向かいます。主祭神として祀(まつ)られているのは「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」。

天照大御神といえば、日本神話における太陽神。すべての生命を照らす存在として崇拝される最高神ですが、ここでいきなり「巨万の富をください」なんてお願いをするのはNGです。

宮司さんの話によると、本殿では"ここへ来れたことへの感謝の気持ち"を伝えると良いのだとか。お願いごとをする場所は、後に立ち寄る摂末社(せつまつしゃ)で。そう、本気で願いをかなえたいなら焦りは禁物です。

■夫婦蛇のかわいさにハマる「撫で白蛇」

鳥居をくぐった先にあるのが、白蛇様と龍神様を祀っている摂社(せっしゃ)エリア。

つぶらな瞳にキュンとする「撫で白蛇」は、夫婦の白蛇をイメージしているそう。仲良く絡み合う夫婦蛇の姿に、なんだかほっこり。ここで白蛇様をなでなでしたあとは……?

■立身出世がかなう「蛇窪龍神社」

「蛇窪神社」よりも前に建てられたという、由緒ある「蛇窪龍神社」へ向かいます。1322年、地域一帯が大干ばつに見舞われた際、この地で龍神様に雨乞い祈願をしたところ、恵みの大雨が降り、干ばつの危機を免れたことが創建の由来。

お社の周りにはたくさんの白蛇や龍がいますが、これは"7匹の白蛇が8匹目で全長8mの白龍になった"という言い伝えを表しているのだとか。「巳(み)が龍(たつ)」→「身が立つ」とされ、社会的な成功や地位向上を意味する「立身出世(りっしんしゅっせ)」にご利益があります。

■「白蛇種銭の銭回し祈願」&「白蛇弁財天社」

次はいよいよ、金運アップがかなう「白蛇弁財天社」へ参拝します! ……と、その前に、やっておきたいのが銭洗い。

境内の一角には「白蛇種銭の銭回し祈願」コーナーが設置されています。そこでまず「白蛇種銭」を1枚授かります(初穂料200円~)。

「白蛇種銭」を手に取り、隣の石臼の上にある金杯にのせたら、時計回しに3回くるくるくる。このとき社会全体がより良い方向に動き、自分自身にもお金が巡ってくるように、願いを込めることが大切なのだとか。

続いて、ざるに白蛇種銭と洗いたい自分の種銭を入れて、清水で清めます。このとき、水にただひたすのではなく、3回時計回しに回しながらひたすのがポイント。

種銭を清め終えたら、両サイドに白蛇様がいる「夢巳橋(ゆめみばし)」を通って、「白蛇弁財天社」へ向かいます。「夢巳橋」では狛犬(こまいぬ)ならぬ、狛蛇(こまへび)がお出迎え。よく見ると、2体の白蛇はちゃんと時計回りの動きになっているから面白い!

右手に流れる滝を見ると、滝つぼのあたりに龍神玉の姿も。パワーが満ちているだけでなく、悠々と泳ぐコイにも心癒やされます。

ざる置き場に清めたざるを置いたら、二礼二拍手一礼でお参り。しっかり丁寧に白蛇様に願いを託せば、きっと恩恵にあずかれるはずです。

ただし、注意すべき点がひとつ! 白蛇種銭を神社に置いていってしまうと、金運向上のご利益がいただけないそう。白蛇種銭は自分のお財布に入れることで初めてお財布のお金が浄化され、金運アップにつながります。忘れずお財布に入れて持ち帰りましょう。

ちなみに、「白蛇弁財天社」の帰路ルートには、見返り白蛇様もいます。実はここも重要なポイント。白蛇様は「目標を見失っていない?」「このままで良いの?」など、"常に自分自身を省みることの大切さ"を諭しているのだとか。