JR西日本は、2025年3月15日のダイヤ改正で、呉線において土休日の昼間時間帯に坂~広島間の普通列車を4往復増発すると発表した。坂駅発着の列車を新たに設定し、坂~広島間の乗車機会を増やすことで、広島方面へより便利に利用できるとしている。
呉線で土休日に増発する列車は、広島駅を11~14時台の毎時40分、坂駅を12~15時台の毎時19~20分に発車。坂駅始発の列車は4本とも山陽本線の五日市駅まで運転される。山陽本線広島~五日市間もダイヤ改正で土休日の昼間時間帯に普通列車を増発する。
広島駅を土休日11~14時台に発車する普通列車の運転パターンも変更。現在は毎時40分に発車している呉行の普通列車を毎時10分発に変更し、坂行の普通列車を毎時40分発とした。快速「安芸路ライナー」は現行通り毎時0・30分に発車。呉線の坂駅と矢野駅で土休日の昼間時間帯に停車する列車の本数が毎時4本(1本増)となり、広島方面の乗車機会が拡大する。
呉線ではその他、平日の夜間にも坂駅21時28分発、広島行の普通列車を増発する。一方、現行の広島駅20時35分発・広駅21時27分着の普通列車(平日のみ運転)は運転区間を短縮し、ダイヤ改正後は坂行とする。平日・土休日の朝に運転される快速「通勤ライナー」も変更があり、停車駅に海田市駅を追加。快速運転を行う呉~広島間において、途中停車駅はこれまで矢野駅のみだったが、ダイヤ改正後は矢野駅と海田市駅で乗降可能となる。